由紀さおり 相次ぐ先輩歌手の引退に思い「ちゃんとやっておかなきゃいけないな」

[ 2022年6月26日 17:05 ]

由紀さおり
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 歌手の由紀さおり(73)が26日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)にゲスト出演し、歌手活動の近況や先輩歌手の引退報道について語った。

 番組には10年ぶりの出演。「爆笑問題」太田光から「相変わらず歌手活動を精力的に?」と聞かれると、「そうですね。これっきゃできないから、やっぱり」と答えた。

 最近は吉田拓郎が年内で芸能活動を終了するニュースや、加山雄三がコンサート活動からの引退を発表するなど、昭和を彩った歌手たちの寂しい話題が続く。由紀は「先輩たちもおやめになったり、旅立たれたりとかって。私も、自分の同年代の方で歌ってらっしゃる方もおられないので」とつぶやき、「だから、ちゃんとやっておかなきゃいけないなという気持ちはすごくありますね」と決意を口にした。

 太田が「我々としては、寂しいこと言わないでよって思いますよね」と本音を漏らすと、由紀は「でも体力の限界とか、声帯、自分ののどをどう…変な言い方だけど、だましだまし(やるか)」と、衰えとの戦いも告白した。

 25日には歌手で声楽家の姉・安田祥子とコンサートを行った。「うちのお姉ちゃんも80歳になりましたから」。姉が目の前の目標になっているようで、「だけど、まだ“あら、そう?いいわよ?”と(出演してくれる)。まだ歌ってくれるんだと思って。歌ってくれるなら、やっぱり一つの目標だからね。なしって言っちゃうのは簡単だから」と感謝を口にした。また「2人で歌えるってことは幸せなことだなって、すごくこのところ思う」とも話した。

 のどのケアにも気を配っている。「無理して昔のキーで苦しそうに歌うよりは、楽ににっこり歌った方がいいかなって。私、今『夜明けのスキャット』を半音下げてます」。週1回は耳鼻科での声帯のチェックを受けており、「ビデオで声帯の状況分かりますので、歌いすぎちゃったりとか、“そろそろもうちょっと歌った方がいいですよ”なんて(言われる)。“声帯が休めの姿勢になっちゃって、声を出しておいた方がいい”とか」と明かした。

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2022年6月26日のニュース