石橋貴明 早実との因縁 帝京2年夏に見た衝撃シーン 「補欠のマブダチとトイレから帰ってきたら…呆然」

[ 2022年6月26日 15:51 ]

石橋貴明
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 お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)が26日、TBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)に出演。ゲストに元プロ野球選手で野球解説者の荒木大輔氏(58)を迎え、高校時代の思い出を語った。

 荒木氏とは「大輔とちゃんとこうして話すのは初めてかも。ばったりスポーツジムのサウナで会ったことはある」という間柄。

 「ヤクルトということもありますけど、僕にとって荒木大輔は早実の大エースっていうね。これが当時、東東京の早実というと、帝京にとっては大きな壁で。早実を倒さなければ甲子園には行けないと」と石橋がプレーした帝京にとって早実は一番のライバル校でもあった。

 当時の早実は「大輔のお兄ちゃんも早実でバリッバリの3番とか4番打っていた荒木健二さん。サード守って。ファーストが中日に行った川又さん、ピッチャーは左の山岡さん、キャッチャーは今、早実の監督されている和泉さん」と振り返り、「そのお兄ちゃんの代が強くて、まあ強くて…ノックなんかやってると、大輔のお兄ちゃんは肩が強くて、パーンってファーストに投げる球が速い!ピッチャーより速いんじゃないかっていうくらい」と驚いたことを明かした。さらに「もう1こ上に清水さんという、その後早稲田大学から熊谷組に行かれて監督までやられた方がいて。清水さんが1番センターで、この人もかっこよくて」と思い出話は止まらず。

 石橋が1年生の時「3年生が初めて夏の東東京決勝に行って。清水さんがキャプテンの早実と決勝でやったんですよ。大輔のお兄ちゃんは2年生でバリバリレギュラー。その時はボロ負けしました。3回まで1-0で勝ってたんですけど、途中からバッカンバッカン打たれて。神宮球場にずっと紺碧の空が流れているという…点取ると紺碧の空歌いますから、早実は」と叩きのめされた苦い思い出を回想。

 そこから1年たち「ウチらの1個上がいよいよ夏の決勝に行くわけです。その前の秋の大会で早実とやって3-2で負けたんですけど、初めてセンバツ出たんですよ。それでまた早実と対決となった。その試合がとにかくもう、5回か6回まで10-4で勝ってたんです。荒木(の兄)、川又、山岡がいる早実にうち10-4で勝ってるんですよ!?木原っていう補欠のマブダチと2人で神宮球場の一塁側のトイレで“これで夏決まりだな、俺らの合宿なくなるな!やったあ!”って」と厳しい夏合宿がなくなるとひそかに喜んでいたという。

 しかし、そんな喜びもつかの間「トイレ出て帰ってきたらピンチになっていた。当時、王2世と言われていた阿部(淳一)という1年生。調布リトルシニア出身で投手も打者もやる。俺らは当然知ってるから、“1年がこんなとこで代打出てきて3年の球打てるかよ!”とかヤジってたの。そしたらカーン!って、すごい打球がライトに突き刺さって3ラン。うそお?って思ってたら、俺たちの一個上のエースが打たれて13-10で負けたんです。もう、びっくり。山岡さんと和泉さんが大喜びで抱き合ってる姿を俺らは呆然と見ていて。また早実にやられた…って」とまさかの敗戦に呆然と立ち尽くしたという。

 「次の日から練習ですよ?夏の合宿なくなって、俺たち2年の夏は楽勝とまで言われていたのに…だいたい夏の大会終わった後、1日休みあるのに、(当時の帝京監督)前田(三夫)さん、怒ってましたからねえ。次の日からでしたね、おっそろしかったです。初めてでした、休みなかったの」と苦笑し、スタジオの笑いを誘った。

 「その後に俺が3年になって伊東昭光(現ヤクルト編成部長)が入ってくるんですよ。それがセンバツで準優勝して。初めて全国大会でこのレベルになったかあ、今年は夏出なきゃダメでしょうと。その中で準決勝、早実ですよ。帝京の方が強いから大丈夫だろ!って言ってたら現れたのが1年生の荒木大ちゃんですよ。大ちゃんブームが巻き起こる夏の序曲がここで!」とようやく荒木氏の名前が。荒木氏は「やっと僕が出てきましたね」と石橋の熱弁に圧倒された様子で再びスタジオは笑いに包まれた。

 「早実ってほんとに練習ちょっとなんだよね。俺の同級生が早実でキャプテンだったの。俺ら1、2年の時、11時くらいにヘロヘロで成増に帰るじゃん、そいつ私服でうろちょろしてるわけ。え、今練習終わり?って。練習の量が少ないのよ。エリートの子たちだし、プロ並みの練習量で勝っちゃうんですよ」と驚いた心境を語った。
 

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