巨人・菅野「ホッと」82日ぶり7勝目「苦しいのは僕だけじゃない」桑田超え球団最多7度目大型連敗止めた

[ 2022年8月23日 21:25 ]

セ・リーグ   巨人6―0中日 ( 2022年8月23日    東京D )

<巨・中>先発し力投する菅野(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の菅野智之投手(32)が23日、中日戦(東京D)に先発登板。8回をわずか2安打無四球無失点に抑え、82日ぶりとなる今季7勝目を挙げた。

 試合後のヒーローインタビュー。第一声は「ホッとしています」だった。6月2日ソフトバンク戦(東京D)以来82日ぶりとなる
7勝目。エースにとっては苦しい日々が続いたが、「まあ、長かったな、とは思いますけど、苦しいのは僕だけじゃないので。チーム一丸となって今日勝てたと思うので、また続けていけたらな、と思います」と言って汗を拭った。

 この日の投球について「前回、横浜スタジアムで投げた時も悪い感覚じゃなかったので、このまま調子が上がっていけばいいなと思っていた。だんだん調子は上がってきているので、もっといいピッチングができるように頑張っていきたいと思います」と東京ドームのファンにさらなる躍動を誓った。

 この日はストレートも変化球も本来の切れを取り戻す快投を見せた。初回に2番・三好に中前打を打たれたが、それ以降はほぼ完璧な投球を見せ、5回まで許した安打はわずか1安打。67球を投げ3三振を奪いゼロを重ねた。

 6回には代打・溝脇に初の長打となる右翼線二塁打を許すも、後続をきっちり抑え、結局8回まで110球を投げ4奪三振無失点の見事な投球で7勝目を手にした。これで桑田投手チーフコーチを抜いて球団最多となる5連敗以上を先発勝利で7度目のストップ。今季6度目の無失点試合を演出した。

 打線は初回に中田、岡本和の連続適時二塁打で2点を先行。その後も5回に吉川、中田の適時打で加点。7回には丸の24号2ランも飛び出すなど効果的に得点を奪い快勝した。

 菅野の前回登板は16日のDeNA戦(横浜)。コロナ陽性から回復し、7月18日以来の先発登板となったが、今季最速となる152キロを計測しながらも6回6安打3失点で6敗目を喫していた。

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