仙台育英OB佐藤世那さん 後輩称え「凄いことやった」、自身はクラブでプレー

[ 2022年8月23日 04:05 ]

第104回全国高校野球選手権第14日・決勝   仙台育英8―1下関国際 ( 2022年8月22日    甲子園 )

<仙台育英・下関国際>一塁側アルプススタンドで声援を送る仙台育英OBの佐藤世那さん=中央(撮影・成瀬 徹) 
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 15年夏の準優勝時のエースだった仙台育英OBの佐藤世那さん(25)が、一塁側アルプス席で観戦。後輩たちを「凄いことをやってくれたと思う。本当におめでとう」とねぎらい「能力は高いと期待していたけど、ここまでやるとは正直思っていなかった」と称えた。

 自身は18年限りでオリックスを戦力外となった後、近年はクラブチーム「横浜球友クラブ」でプレー。今後に向けて、「僕もまだ野球を諦めていない。秋にもトライアウトに挑戦するつもり。後輩たちに力をもらった」と決意を新たにした。

 【OBがおめでとう】

 ▼巨人・松原(12年度卒)東北勢初優勝を母校が成し遂げたことをとても誇りに思います。後輩たちのプレーにたくさん力をもらったので、僕も負けないように日本一を目指して頑張りたいと思います。

 ▼ソフトバンク・上林(13年度卒)ありがとうの一言。後輩たちの頑張りを見て感動をもらった。好投手がそろった今年は見ていて安定感があった。自主性と競争意識が高く、今年のチームは本当に強かった。

 ▼阪神・熊谷(13年度卒)ハツラツとしたプレーで勝ち進む姿に刺激をもらっていた。仙台育英の良き伝統が引き継がれることを願っている。本当におめでとうございました。

 ▼阪神・馬場(13年度卒)仙台育英らしく、チームの団結力で勝ち抜く選手たちを見るたびに、元気をもらえた。後輩の頑張りを力に、自分も頑張りたい。

 ▼中日・梅津(14年度卒)中学時代から知っている監督ですし、凄くうれしいです。監督の理想を選手たちが3年間の猛練習をして成果が出せたのだと思います。

 ▼ロッテ・平沢(15年度卒)長い歴史の中で東北に初めて優勝旗を持ち帰ってくれた後輩たちを誇りに思う。今回の優勝という経験を生かし、自信を持ってより成長してほしい。感動をありがとうございました。

 ▼ロッテ・西巻(17年度卒)深紅の大優勝旗が白河の関を越えるのは僕たち東北の人たちの悲願でした。後輩たちが実現させてくれたことに感動をしています。

 ▼楽天・入江(20年度卒)3年生たちとは一緒にプレーしたので、自分のことのようにうれしい。優勝は支えてくれた周りの方々のおかげ。これからの人生でも誇りと自覚、責任を持ってほしいです。

 ▼楽天・星2軍バッテリーコーチ(00年度卒)1学年下の須江監督はマネジャーとしてセンバツ準優勝の経験もあり、今回は監督として日本一。素晴らしいこと。東北を代表して優勝できたことは、みんなが待ち望んでいたと思います。

 ▼巨人・橋本到広報(08年度卒)真紅の大優勝旗がついに白河の関を越え東北地方にやってきて、それをまさか母校が成し遂げてくれるとは、OBとしてとても誇りに思います。

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2022年8月23日のニュース