日本ハム・松本剛 8人目の3発以下で首位打者なるか、12年角中以来

[ 2022年8月23日 06:00 ]

◇松本剛(日)の今季カード別打撃成績◇
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 【Weekly Data展望】一発は狙わない。パの首位打者争いでトップを走る松本剛(日=・356、写真)は今季3本塁打。それも神宮2本(ヤクルト戦)、盛岡1本(楽天戦)と本塁打の出やすい球場で放ったものだ。2リーグ制後、シーズン3本塁打以下で首位打者になったのは12年角中(ロ)まで7人(8度)。松本剛がこのままアーチを増やさずに首位打者になれば珍しい記録が生まれる。

 日本ハムの首位打者はプロ野球最多の7度手にした張本勲のほか、大下弘3度、小笠原道大2度、稲葉篤紀1度と全て左打者。右打者の松本剛が獲得すれば球団史上初めてになる。現12球団で右の首位打者が不在は日本ハムだけ。松本剛が唯一残った空白を埋める可能性が高い。

 今季の松本剛は左膝骨折の影響もあって23試合を欠場。8月16日の楽天戦から復帰したが、現在シーズン規定打席の443に86打席足りない。それでもチームの残りは31試合あり、1試合3打席立てば規定打席を上回る450打席に達する。今週は打率・500と攻略しているオリックスと2連戦、次いで・390のソフトバンクとの3連戦が控える。2位の吉田正(オ=・316)とは現在4分差。得意のカードでさらに差を広げたいところだ。(記録課・宮入 徹)

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