ヤクルト石川 史上初の大卒投手500試合先発 ローテ守り続けた42歳“小さな大投手”が偉大な記録

[ 2022年8月23日 20:09 ]

セ・リーグ   ヤクルトー広島 ( 2022年8月23日    神宮 )

<ヤ・広19>力投する石川(撮影・小海途 良幹)
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 ヤクルトの石川雅規投手(42)が23日の広島戦(神宮)で先発登板。大卒投手では初の500試合先発を達成した。

 新型コロナから復帰し、約1カ月ぶりの1軍登板。それでも普段通り淡々と、荒れていないマウンドに上がった。13年の山本昌(中日)以来プロ野球史上7人目、大卒では初の500試合先発。金田正一、東尾修らに次ぐ節目の記録に、「出てくる先輩方の名前が偉大すぎて、ぴんと来ない」と苦笑いしていた左腕。先発以外はわずか16試合。ローテを任され続けた誇りが詰まった大記録だ。

 初回3ランを浴びるも、真骨頂の粘りの投球を見せ、2回以降は無失点。5回を投げ切った。

 02年4月4日の広島戦でプロ初先発初勝利。それから約20年間、1メートル67の体を目いっぱい使って、幾多の強打者に対峙してきた。今季も、4月23日の阪神戦で史上3人目の新人から21年連続勝利を挙げてから、全て先発でここまで5勝。偉大な記録も通過点。小さな大投手はまだまだ腕を振り続ける。

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