楽天が15失点で大敗 3回6失点の則本に石井監督は「調子に結果が左右されてはダメ」と苦言 

[ 2022年8月23日 22:24 ]

パ・リーグ   楽天6―15ソフトバンク ( 2022年8月23日    楽天生命パーク )

<楽・ソ>初回、野村大に適時打を打たれた則本(撮影・篠原岳夫)
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 楽天がソフトバンクに屈辱的な大敗を喫し、チームの連勝が2で止まった。先発の則本が大誤算だった。初回に先頭の今宮、野村勇、グラシアルに3連打を許していきなり無死満塁のピンチを招くと、相手の勢いを止められず。この回だけで6安打4失点とゲームの主導権を早々に手放した。3回にも3安打で2失点を失い、3回9安打6失点で今季最短KOとなった。

 2番手・石橋も3回7失点、3番手・鈴木翔は2回2失点と精彩を欠いた。4投手で今季ワーストの計20安打を浴びて15失点。打線が16安打6得点と気を吐いたが、焼け石に水だった。

 8敗目を喫した則本は試合後、球団を通じて「今はちょっと何も考えられないので、明日以降、冷静になってしっかり振り返りたい」とだけコメントした。4月に左手首を骨折したギッテンスが1軍復帰戦で来日初安打を含む2安打を放ったことが、大敗の中で数少ない明るい材料だった。

 以下、試合後の石井監督の一問一答。

 ――投手陣が乱調だった。
 「残り34試合でチームの大事な状況で、立場的なことを言えば寂しいですね。(則本は)3イニングしか投げれないし。あの点差で後の投手をボンボンつぎ込んでいくのは難しい。ビハインドで投げる投手も大事。離されたらこういう試合になってしまう。そのポジションで役割があるので、しっかり投げてほしかった」

 ――打線は16安打。
 「打者は代わったところから良いスイングを見せてくれている選手もいっぱいいた。スタートから出ている選手もしっかり食らいついて、チームは得点を挙げられる段階にあったけど、それ以上にスタートから中盤(の失点)で打者にかなり負担がかかった」
 
 ――則本について。
 「調子によって投球が左右されてはいけない。やらなきゃいけない時が必ずあって、そこでできる人がチームの中心選手。その自覚があるかないかは分からないですけど。僕も背負ったことがあるので。調子が良くても悪くてもチームを勝たせるのが役目だと思います。チームを勝たせるのが仕事なんで。調子の良い悪いで結果を左右されてはだめ」

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2022年8月23日のニュース