ヤクルト救った村神様!「絶対逆転してやる」45号3ラン!「目の前の試合を全力で」DeNAと4差死守

[ 2022年8月23日 21:33 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー4広島 ( 2022年8月23日    神宮 )

<ヤ・広>つば九郎と並んで笑顔の村上(撮影・小海途 良幹)
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 首位のヤクルトは23日、神宮球場で広島と対戦。4番村上の45号逆転3ランで広島を破り、7連勝で追う2位DeNAとの4ゲーム差をキープした。

 試合を決めたのはやっぱり村神様だった。2―4の6回1死一、二塁。村上は、広島3番手・島内の2球目インコース153キロを振り抜いた。打球は右翼ポール際へ吸い込まれた。「完璧」な手ごたえに、どうだ!とばかりに右手を一塁ベンチに突き出した。4番の一発で試合をひっくり返し、ベンチはお祭り騒ぎだ。

 「打ったのはストレート。みんなが繋いでくれたので、なんとかしたかった。厳しいコースでしたが、上手く反応してしっかり押し込むことができました」

 負ければ、2位に6月4日以来の3ゲーム差に迫られる危機だった。「絶対打ってやるぞ、なんとか絶対逆転してやるという気持ちで打席に立ちました」。初球はストレートを空振りした。「これはもう一回空振りするなと思ったので、打席の中で微調整してスイングすることができました」とすぐに修正できるのが村神様の凄さだ。

 球団の日本人シーズン最多本塁打記録を18年ぶりに更新する今季45号。「最高です!」。神宮のファンの前でヤクルトの歴史に名を刻んだことがうれしかった。

 残るは32試合。「苦しい試合がまだまだ続くとは思いますけど、僕たちは目の前の1試合を全力で勝ちに行きます」。このままDeNAの波に飲み込まれるわけにはいかない。神懸かりの活躍を見せる4番がいる限り、ヤクルトは絶対大丈夫だ。

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