新庄監督 日没コールドは初経験 7回引き分けの試合に「甲子園決勝みたいな野球。ベンチで大笑いしてた」

[ 2022年8月23日 16:51 ]

パ・リーグ   日本ハム0ー0オリックス ( 2022年8月23日    釧路・ウインドヒルひがし北海道スタジアム )

<日・オ>7回日没コールドゲームにポーズする新庄監督(撮影・高橋茂夫)
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 23日に釧路で行われた、最下位・日本ハムとオリックスとの試合は、7回を終えて0‐0の引き分けで日没コールドとなった。

 強風が吹きつけるなか、先発の鈴木は初回から上々の立ち上がり。3、4回には満塁のピンチを招くも、無失点で切り抜けた。5回1死満塁で頓宮を二飛に打ちとり、鈴木は4回2/3を6安打無失点で降板。5回途中からは2番手・吉田輝がマウンドにあがり、一邪飛できっちり抑えた。7回には、2死一、二塁の場面で4番手・玉井が三振に切り、投手陣が最後まで失点を許さなかった。

 打線は、オリックス先発・山岡の前に5回まで無得点。5回1死走者なしの場面ではまさかのプレーがうまれた。杉谷がカットボールを捉えて、右前へはじき返すと、右翼・小田が後逸。その間に杉谷は三塁まで到達し、本塁を目指したものの、足がもつれてしまい三塁上でタッチアウトとなってしまった。山岡が降板した6回以降も得点を奪えず、7回0‐0の引き分けで試合が終了した。

 試合後の新庄監督の一問一答は次の通り。

 (日没コールドは)初めての経験じゃないかな。

 ――選手時代も
 「なかったと思う。いや、危ない。この辺のボールが来た時に一瞬の出来事なので、ちょっと判断をね。鈍くなったら危ないということじゃないですかね」

 ――?
 「危ないしね」

 ――中嶋監督とも合図
 「いやいや、ベンチから見たら暗くないけど。グラウンドの方からだと暗いから。電光掲示板も綺麗に光りが見えていたから。見づらいでしょう。だって、150キロ近くの球が来るんだから。危ないじゃん。今日なんか、甲子園決勝みたいな野球してたね。踏んだり踏んだりやったね。向こうも満塁で1本出ないし、こっちは走塁であーだこーだなるし。ベンチで大笑いしてましたよ。でもね、ちょっと投手は投げづらそうでしたね。マウンドが低くて、だから吉田君もワインドアップで投げるとちょっと取られるからセットに変えたと。そういうね、頭の柔軟性があるのはすごいいいっすね」

 ――古川がいい送球
 「いや、あれはいい送球ではない。でも彼なりに高いボールを投げて、風を利用したかもよ(笑い)。そりゃね、ダメあれは。低いボール、低いボール」

 ――鈴木の投球は
 「前回、103か4投げて。今日も100球メドにちょっと点を取られても投げさせようと。なんかかんか抑えてね。良かったかな」

 ――風強い時はアンダーが生きる?
 「俺ならおなか痛いって言って休んでる。俺打つ方だから、浮いてくるから。で、来ないでしょ?おなか痛いって言っている。ちょっと朝からきゅるきゅる言っているんですよねって。俺も渡辺俊介君のもうちょっと速いのかな?渡辺君の方が。どうなんだろう。もうちょっと遅くても良いのかな。で、投球フォームでタイミングをずらせれば。まあまあ、0点だからね。本人が1番ね、僕がキャンプからちょっと見づらくしない?と言ったことを毎日練習をやって、このマウンドに立つことができている。うれしいと思う。変えたことによって。使う使わないは僕が決めることだから」

 ――渡辺俊介のイメージに近づいてきている?
 「渡辺俊介のイメージというか、投げ方もくりそつでしょう。で、渡辺と対戦したことない選手が今たくさんいるから。まあ、珍しいっちゃ珍しいでしょ。ああいうピッチングマシーンが来年出てくるかも。見たことない軌道だからね。たまにソフトボール投げたらいいのに。なんか千手観音みたいに。左の練習させようかな。来年。今日移動でしょ?どうやって移動する?2時間くらい?気をつけて。明日はナイター設備ある?ない。霧がね。分からないけど。時間を早くしてくださいって。11時開始くらいで」

 ▽コールドゲーム 野球規則ではサスペンデッドゲーム(継続試合)だが、パ・リーグでは1994年に照明設備のない球場ではコールドゲーム(成立試合)とするアグリーメント(試合協定事項)改正が行われ、1997年6月21日のオリックス―西武戦(札幌円山)で初適用された。

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