ついに優勝旗が白河の関を越えた! 仙台育英ナインが乗車した新幹線が通過!

[ 2022年8月23日 14:19 ]

仙台駅の改札口にも仙台育英の優勝を祝う掲示が
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 第104回全国高校野球選手権大会の決勝で仙台育英(宮城)が22日、東北勢として初優勝し、深紅の優勝旗がついに「白河の関越え」を果たした。

 全国制覇から一夜明け、新大阪を出発したナインは東京駅で新幹線「こまち号」に乗り換えを行い、仙台への帰路についた。

 ケースに収められた深紅の大優勝旗は、福島県白河市にある「白河の関跡」を新幹線で通過し歴史的瞬間を迎えた。選手はスマートフォンの位置情報を使用して、“白河の関越え”を確認。佐藤悠斗主将(3年)らは笑顔で記念撮影を行った。車内でアナウンスなどは実施されなかった。

 04年大会で駒大苫小牧が北海道勢として初の全国制覇を果たした際には、大阪から新千歳空港に向かう途中、搭乗機が津軽海峡に差しかかると機内放送で「今、優勝旗は津軽海峡を渡っています」とアナウンスがあった。

 ▽白河の関 福島県白河市にかつてあった古代の関所。奈良時代から平安時代にかけて国境の関として機能していた。当時は人や物資の往来を取り締まる機能を果たしていたと考えられている。勿来(なこそ)の関(福島県いわき市)、鼠(ねず)ケ関(山形県鶴岡市)と合わせて奥州三古関と呼ばれる。その機能を失ってからも「みちのくの玄関口」として多くの歌人が憧れ、江戸時代には松尾芭蕉も訪れている。白河関跡は1966年、国指定史跡に指定された。

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