プホルスが0-0の均衡破る通算693号!残り41試合歴代4位の通算700号到達なるか

[ 2022年8月23日 12:05 ]

通算693号となる本塁打を放ったプホルス(AP)
Photo By AP

 カージナルスのアルバート・プホルス(42)が22日(日本時間23日)のカブス戦に「5番・一塁」で先発出場。7回先頭の第3打席で、左腕スマイリーのぼぼ首の高さのシンカーをパワフルなスイングで左翼スタンドに叩き込み、0-0の均衡を破った。

 通算693号、MLBのキャリア本塁打数で歴代4位696本のアレックス・ロドリゲスを抜いて、700本の大台も見えてきた。「今季が終われば引退」と公言しているプホルスは、7月4日の時点で打率・189、4本塁打だった。ところが5日以降、全盛期を彷彿とさせる打棒復活。29試合で10本塁打の快ペースで、打率も・277に上げてきた。

 特筆すべきは衰えを知らぬそのパワー。この試合、スマイリー、モンゴメリー両投手の好投で他の打者が強い打球を打てない中、一番強い打球はプホルスの第1打席、2回カーブを打っての左前打で、106・1マイルだった。ニューヨークタイムス紙によると、プホルスは最後のシーズンを心から楽しめているそうだ。「クラブハウスのおじいちゃんみたいな存在、良い時間を過ごしているよ」と微笑む。加えて、カージナルスもナ・リーグ中地区で2位に5・5ゲーム差の首位と好調だ。「野球は一人でやるゲームではない。ロースターの26人でどうかということ。良い仲間がいれば楽しめるし、良い野球ができる」と話す。さらに最近の打棒復活については「毎日しっかり準備をしている。自分にとってはなにも驚くことではない」ときっぱり。残り41試合で7本は簡単ではないが、可能性は高まってきたのである。

続きを表示

2022年8月23日のニュース