阪神・森木 矢野監督も期待、28日1軍デビューへ 球団高卒新人の初登板初勝利なら2リーグ制以降では初

[ 2022年8月23日 05:15 ]

<ウエスタン阪神・中日>先発登板する森木(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 阪神のドラフト1位・森木大智投手(19)が、28日の中日戦(バンテリンドーム)で先発として1軍デビューすることが濃厚となった。「(1軍へ)上げる。もうちょっと早く(1軍へ)呼びたいなとは思ってたんだけど」。矢野監督が将来のエース候補を大抜てきする方針を明かした。

 前日21日の巨人戦で6回1/3を4安打1失点と好投した才木をこの日、積極的休養を目的に出場選手登録を抹消した。右肘手術から復帰を果たした今季は肘の状態への影響を考慮し、中6日登板は一度もなくここまでの5試合は10日前後の登板間隔を空けてきた。その才木に代わって19歳右腕を先発起用するとみられる。

 今季はウエスタン・リーグで11試合に登板して4勝2敗で防御率3・28。中20日で臨んだ前日21日のウエスタン・中日戦では最速152キロの直球を軸に5回1安打無失点8奪三振の快投を披露した。「(2軍戦中止などで)調整期間が長い分、練習をひたすらしていた」。体力と期待は十分だ。球団高卒新人の初登板初勝利は2リーグ制以降では初の快挙。その偉業に、未完の大器が挑戦する。

 「結果的に勝つという投球になればもちろんいいけど、やってきたことを思い切り出してもらったらいい。楽しんでもらえたら。ファンの皆さんも森木の初登板を楽しみにしてくれていると思う。それを思いきりぶつけてくれたらいい」。指揮官も期待を寄せる19歳。入団後からポテンシャルの高さを見せ続けてきた若虎が晴れ舞台で、ついにベールを脱ぐ。(石崎 祥平)

続きを表示

2022年8月23日のニュース