巨人・中田翔 平成生まれ初の通算1000打点「たくさんの方に支えられ達成できました」史上47人目

[ 2022年8月23日 19:36 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2022年8月23日    東京D )

<巨・中18>5回、適時打を放ち通算1000打点を達成した中田はボードを手にする(撮影・西海健太郎)
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 巨人・中田翔内野手(33)が23日の中日戦(東京D)で平成生まれで初となる、史上47人目の通算1000打点を達成。33歳3カ月での達成は65年山内一弘(神)、69年長嶋茂雄(巨)の33歳2カ月に次ぎ歴代年少10位の快記録となった。

 「1打席目と同じで積極的にいこうと思っていました。タイムリーヒットになって良かったです。(通算1000打点について)本当に感謝しかないです。たくさんの方に支えられて達成できました。チームの勝利のためにもっと打点を上げられるように頑張ります」

 平成生まれ初となる偉業は5回の第3打席に生まれた。2死一、二塁から打席に立った中田は相手先発・勝野の2球目143キロ外角ストレートを左前に放ち二走・吉川が余裕の生還。第91代4番の通算1000打点到達に東京Dは大きな拍手に包まれた。一塁ベース上で通算1000打点達成の記念ボードを手渡された中田は、そのボードを掲げ帽子を取って深々と一礼。静かに喜びをかみしめた。

 中田は初回、2死から丸が右前打で出塁すると、勝野の初球146キロ外角ストレートを完璧に捉え、左越えの先制適時二塁打を放ち通算999打点目を挙げていた。3回の第2打席は中飛だった。

 日本ハム時代の14、16、20年と3度も打点王に輝くなどハイペースで打点を積み重ねてきた結果が65年山内一弘(阪神)、69年長嶋茂雄(巨人)の33歳2カ月に次ぐ歴代年少10位の快記録を生んだ。

 今季は不振で2度の2軍落ちを経験するも徐々に調子を上げ、7月17日の広島戦から巨人移籍後初となる3試合連続本塁打を記録。日本ハム時代の2013年以来9年ぶり2度目となる3試合連続猛打賞もマークするなど前半戦終盤に絶好調を迎えた。

 しかし、自己最長タイとなる4戦連発を逃した7月20日のヤクルト戦後には新型コロナウイルス陽性反応が出て隔離療養。ファン投票で選出されていた球宴も辞退することになった。

 それでも3日の阪神戦からスタメン復帰すると安打を量産。11日の中日戦からは調子の上がらない岡本和に代わって巨人の「第91代4番」として起用され、14日の広島戦まで4試合連続打点を記録するなど活躍。4番として存在感を示し続けている。

 ▼中田(初回に通算999打点目となる先制打)初球から積極的にいこうと思っていました。先制ができて良かったです。丸が一塁からホームまで良く走ってくれました。ナイスラン。

 ▼吉川(5回に3点目となる適時打)追加点が欲しいところだったので何とか還したいと思っていました。追加点が取れて良かったです。

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