阪神「3番近本、4番佐藤輝、5番大山」なら勝率ヤクルトより上 近本復帰で左右の大砲にも好影響

[ 2022年8月23日 07:00 ]

<阪神練習>井上ヘッドコーチ(左)と話す矢野監督と近本(右) (撮影・奥 調)
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 阪神の近本光司外野手(27)が22日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で、10日に新型コロナウイルス陽性判定を受けてから初となるシート打撃を行った。最終打席で中前打を放ち、3打数1安打1四球。視察した矢野燿大監督(53)は、23日のDeNA戦(京セラドーム)で昇格即先発起用することを明言した。虎の安打製造機は定位置の「3番・中堅」で、4連勝中のチームをさらに勢いづかせる。

 【データ】3番近本、4番佐藤輝、5番大山の並びは、今季42試合で26勝15敗1分(勝率・634)の好成績を残す。ドラフト1位トリオのクリーンアップが、今シーズン2度目の借金返済、貯金生活への使者となりそうだ。

 近本と大山が不在だった8連敗中、佐藤輝は相手のマークを受け、28打数4安打と苦しんだ。精神的な負担が大きかったことを物語るように、大山が復帰した19日の巨人戦で2安打3打点を挙げた際に「大山さんが後ろにいるのは気持ち的に余裕を持って臨める」と口にした。

 安打製造機・近本が復帰すれば、左右の大砲に好影響を及ぼすのは明白。佐藤輝と大山がそろって打点を挙げれば16連勝中だ。12球団で唯一、複数の70打点超え(佐藤輝70、大山73)を擁する打線で、投手を援護する。

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2022年8月23日のニュース