佐々木麟太郎の米デビュー戦本塁打に「まさにムーンショット。すごい」米記者も驚きの声

[ 2024年6月12日 09:35 ]

3回の第2打席で2ランを放った佐々木麟太郎(撮影・杉浦 大介通信員)
Photo By スポニチ

 花巻東(岩手)から米カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が11日(日本時間12日)、ドラフト候補の有望株が参加する「MLBドラフトリーグ」のトレントン・サンダーの一員として、フレデリック・キーズ戦に「4番・一塁」で先発出場。第2打席で本塁打を放ち、デビュー戦でいきなり高校通算最多140発の実力を示した。

 1-1の3回2死二塁の第2打席で2ストライクからの3球目、内角寄りの直球を振り抜くと、打球は大きな弧を描き、右翼フェンスを越えた。

 デビュー戦で滞空時間の長い豪快な一発を放ち、MLBドラフトや大学野球を担当するジャレッド・パーキンス記者は自身のX(旧ツイッター)に本塁打の動画を投稿し「佐々木麟太郎選手の米国での初ヒットは、もちろんホームラン。右翼フェンスを越える、まさにムーンショット。すごい」と驚きの声を投稿した。

 MLBドラフトリーグは2021年に発足。今季は6チームが参加し、6月から80試合の日程を行う。前後期制で、前期(35試合)は7月に行われるドラフトを前に対象選手がレベルアップを目指し参加。後期(45試合)はアマ資格を失ったプロ選手が参加する。

 世界各国の有望選手を迎え入れる場所としても機能しており、昨年はウガンダ、チェコ、今年はオランダ、パキスタン、カナダなどからも選手が集まる。いわばメジャーへの登竜門となっている。

 佐々木は花巻東(岩手)で歴代最多の高校通算140本塁打を放ち、昨秋ドラフトの目玉として注目されたが、熟考の結果、米国への留学を決断。カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学した。

 スタンフォード大への正式な入学は9月だが、3月の渡米後、既に野球部の一員としてトレーニングを続けて紅白戦などにも出場。同時に授業にも出席している。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年6月12日のニュース