日本ハム佐藤 ノーノー阻止の中前打に「ニュースでしょ。勝ったかなと思ったくらい盛り上がっていた」

[ 2022年7月20日 21:28 ]

パ・リーグ   日本ハム0ー2オリックス ( 2022年7月20日    京セラD )

<オ・日>9回2死、代打で安打を放ち椋木のーヒットノーランを阻止した佐藤(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 日本ハムはオリックスの投手陣にわずか1安打に終わり、0─2と零封負けを喫して4連敗となった。9回2死までオリックス先発の椋木に無安打に抑えられる苦しい展開。6月7日のDeNA戦で今永に無安打無失点に封じられたのに続き、2カ月連続ノーヒットノーランの屈辱が迫る中、9回2死の土壇場で代打に立った佐藤龍世内野手(25)が中前打を放った。

 佐藤にとって、これが今季初安打だった。試合後は「久しぶりなので普通に緊張した。センター方向を意識してどんな球にも対応できると思っていました。なんかどっちみちニュースのれるなって」と緊張半分、開き直り半分であったことを明かした。さらに安打を放った際のベンチの雰囲気について「勝ったかなと思ったくらい盛り上がっていました(笑)ニュースでしょ。これは」と明るく振り返った。

 チームは18日の西武戦後に新庄監督ら首脳陣、選手らの新型コロナウイルス感染が判明。この日は山田監督代行、池田、上川畑、アルカンタラ、スタッフ1人の計5人が陽性と判定され、この試合は木田優夫2軍監督が1軍の監督代行を務めた。佐藤にとっては逆にチャンスでもある。「今シーズン1本もヒット出ていなかったので、よかった。色んな意味で」とし「2軍で2カ月くらいかな、2カ月ちょっと遊んでいたわけではないぞというところを見せつけたいです」と前を向いた。

 2軍で佐藤を見てきた木田監督代行は「佐藤はずっと鎌ケ谷で一緒にやっていて、最近バットが振れているのは振れているので、最後、打ってくれるんじゃないかと思いました」と語った。

続きを表示

2022年7月20日のニュース