コロナ禍の広島、一丸で逆転勝利 森下ベンチ入りは佐々岡監督「“打”の方で入れた」

[ 2022年7月20日 22:33 ]

セ・リーグ   広島5―3阪神 ( 2022年7月20日    マツダ )

<広・神>勝ち投手となった薮田(右)とグータッチをする佐々岡監督(中央)(撮影・平嶋 理子)
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 広島はコロナ禍でマクブルーム、堂林を欠く中、逆転勝利で連敗を免れ、借金1へ戻した。2点を追う7回は初4番の坂倉が左前打で起点。1死一、二塁から小園の右前打が敵失を誘い、1死満塁から代打・羽月の二ゴロで同点に追いついた。なお2死一、三塁から野間が決勝の右前打。菊池涼も右前適時打で続き、5安打集中で一挙4点を奪った。7回以降の逆転勝利は今季3度目で、2点差以上をはね返したのは初めてだ。

 佐々岡監督は「エラーでチャンスがあった中でも、そこを突いて、らしい、つなぎで、いい攻撃ができた」と振り返り、「こういう状況になった中で、今の中では坂倉が一番4番というところにふさわしいと思う。みんなで危機を乗り越えていかないといけない。一人一人が自覚を持ってやっていると思う。今日は人数が少ない中でも、本当にベンチ内で若い選手も、みんなともに戦っていた。ベンチでよく声が出ている。いい雰囲気だからこそ、ああいう逆転劇が起こるんだと思います」と選手の奮闘を称えた。

 ベンチ入りは通常より1人少ない25人。特に捕手を含む控え野手は6人で、阪神より2人も少なかった。控え投手10人の中には先発ローテーションを担う森下の名前があり、「野手が少ないということで、最後の最後に何かあったときの“打”の方で入れた」と説明した。森下は今季打率・229、7打点を誇り、先発陣の中でももっとも打撃成績が良かった。

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2022年7月20日のニュース