阪神・大山が復帰即安打で存在感　矢野監督安堵「フラットな状態で臨めるんじゃないかな」

セ・リーグ   阪神3－0広島 （ 2022年7月19日    マツダ ）

＜広・神＞8回2死、大山は左前打を放つ（撮影・北條　貴史）
Photo By スポニチ

　阪神・大山が復帰戦で即、ヒットを放った。無安打で迎えた8回2死の第4打席。1ボールから床田のツーシームを捉えて左前へ運んだ。

　「まずは今日（チームが）勝てたことが何よりです。これからも頑張ります」

　チームの勝利を何より喜ぶあたりに、らしさがにじむ。近親者が新型コロナウイルス陽性判定を受け、濃厚接触者として13日の巨人戦から「特例2022」で登録抹消された。以降5試合は欠場したものの、幸いにも陰性が確認され18日に1軍昇格。すぐに結果が出たことに矢野監督も安堵（あんど）した。

　「何日か（試合が）空いてヒットが出てないっていうのは、もちろん気になるとは思う。まあ、今日1本出たんで、フラットな状態で臨めるんじゃないかなと思います」。猛虎の命運を握る背番号3。その存在感は何よりも心強い。