オリ・山岡 前半戦ラス投白星締め!制球苦しむも粘投6勝「先に点取ってもらい楽に投げさせてもらった」

[ 2022年7月20日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス7-1日本ハム ( 2022年7月19日    京セラD )

<オ・日>オリックス先発・山岡のピッチング(撮影・成瀬 徹)
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 “キラー”ぶりを証明する白星だった。再三の危機にさらされてもオリックス・山岡は動じない。7回2死一塁で、近藤と対峙(たいじ)。フルカウントからの6球目、バックドアの縦のカットボールで空振り三振に斬り、マウンドで吠えた。

 「調子は悪かったです。野手を長く守らせちゃって、リズムを持って来られなかったし。先に点を取ってもらって、楽に投げさせてもらいました」

 3四死球と制球に苦しみ、7安打を許すなど毎回走者を背負った。それでも耐えた。初回2死一、二塁で清宮をスライダーで三邪飛。6回2死二塁では石井をスライダーで空振り三振。かねて「スライダーは、いつでもストライクを取れるんでね」と言い切る“宝刀”で要所を締めた。これで日本ハム戦は今季5試合で3勝(1敗)、防御率0・56だ。

 「自分が思っている球やフォームのギャップ、イメージが違うので毎日、能見さんに“こうなっているよ”とか言ってもらっていた。6、7回は少しは自分の球を投げられた」

 7回1失点で6勝目。前半戦ラスト登板を終え、防御率1・75はリーグトップだ。「去年、一昨年は前半戦ケガでいなかったので、いい状態で、勝ちで終われたのがよかった」。5位ながら首位ソフトバンクまで4・5ゲーム差。頼れる右腕がチームを上位浮上へ導く。(湯澤 涼)

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2022年7月20日のニュース