大谷翔平 「できれば本塁打か空振りかくらいの感じが…」米球宴初安打!カーショーから中前打

[ 2022年7月20日 10:13 ]

オールスター・ゲーム   ア・リーグ―ナ・リーグ ( 2022年7月19日    ロサンゼルス )

ナ・リーグ先発のカーショー(ドジャース)が初回、大谷(エンゼルス)に中前打されるも1回無失点(AP)
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 MLB(大リーグ機構)のオールスター・ゲームが19日(日本時間20日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われ、2年連続2回目の出場のエンゼルス・大谷翔平投手(28)はア・リーグの「1番・DH」で先発出場。第1打席で、メジャー・オールスター初安打となる中前打を放った。第2打席は四球で、この打席を終えて交代した。

 大谷は米球宴初安打に「なかなかシーズンでは打てなかったので、あまりいいヒットじゃなかったですけど打てて良かった。初球から全部振るつもりでいきました。できれば本塁打か空振りかくらいの感じがよかったんですけど、一番渋いヒットだったのでちょっとあれでしたね」と振り返った。そして、「昨年よりもリラックスして、昨日のホームランダービーもそうですし、きょうのゲームも、その前のレッドカーペットも昨年よりは楽しめたかなと思います」と言い、選手同士の技術に関する会話については「日本ほどしないですかね。あんまりそういう話は。本当にコミニューケーションとか、そういう感じが多いです。ケージとかで一緒に打ったりするので、どういうケージワークしているのかなとか、そういうのは見たりはします」と話した。

 42年ぶり2度目となるドジャー・スタジアムでのオールスター・ゲームで、初回からロサンゼルスを本拠地とする両雄が激突。大谷は初回無死の第1打席で、ナ・リーグ先発の左腕カーショー(ドジャース)と対戦、初球の外角直球を中前に運び、メジャー・オールスター初安打した。米オールスターで初球を安打したのは1986年のカービー・パケット、2013年のマイク・トラウト以来3人目となった。

 サイ・ヤング賞3度を誇るカーショーには、15日のドジャース戦で3打数無安打に抑え込まれるなど通算対戦成績は8打数無安打だったが、大谷らしく大舞台で結果を出した。日本人のオールスターでの安打は、松井秀喜(ヤンキース)イチロー(マリナーズ)以来3人目で13年ぶり。出塁した大谷は、二盗が期待されたが、けん制死した。試合前には「ファーストピッチ、フルスイング、ザッツイット(初球を打つ。それだけだ)と話しており、宣言通りの中前打だった。

 3回2死の第2打席は右腕マスグローブ(パドレス)と対戦し四球だった。

 初出場だった昨年は「1番・DH」で先発出場し、先発投手も務めて史上初の投打二刀流出場が実現。初回1イニングを投げ3者凡退に抑え、勝利投手となり、打ってはニゴロ、一ゴロで2打数無安打で5回に交代していた。

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