泥沼巨人、16年ぶりリーグ最速50敗 4年ぶり借金5&球宴前借金ターン 3カ月連続負け越しも決まる

[ 2022年7月20日 21:13 ]

セ・リーグ   巨人2―8ヤクルト ( 2022年7月20日    神宮 )

<ヤ・巨>ベンチからグラウンドを見つめる原監督(撮影・河野 光希)
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 巨人がヤクルト戦(神宮)に連敗を喫し、4カード連続負け越し決定。2006年以来16年ぶりのリーグ最速で50敗に到達し、18年以来4年ぶりとなる球宴前の借金ターンが決まった。巨人の借金5は18年10月4日以来4年ぶり。今月6試合を残し、5月から3カ月連続となる月間負け越しも決まった。首位ヤクルトとのゲーム差は今季初の14。なお、最下位の中日も50敗目を喫し、同日到達となっている。

 巨人は4回、スタメン起用に応えた重信の左前適時打で2点を先制。だが、先発左腕のメルセデスがその裏、3連打などであっさり追いつかれ、2―2と振り出しに戻った。

 メルセデスは直後の5回、先頭打者として左翼線に打球を弾き返したが単打にとどまり、続く吉川の右翼への打球でも二塁ストップ。丸の中堅フェンスぎりぎりの大きな飛球にも二塁にとどまるなど消極的な走塁が続き、主砲・岡本和の10打席ぶり安打となった左前打で本塁憤死。貴重な勝ち越し機会を逃し、5回5安打2失点で降板となった。

 すると6回、2番手右腕・鍬原が並木に右前へ打たれた飛球に重信がダイビングキャッチを試みて後逸し、三塁打に。続く村上をストレートの四球で歩かせた1死一、三塁からサンタナに勝ち越しの中前適時打を許すなどこの回2失点。2―4で迎えた7回には3番手としてこの日初登録された新助っ人左腕クロールが登板したが、2連続四死球とけん制悪送球などひとり相撲が続き、村上に32号3ランを浴びた。

 8回には4番手右腕・赤星も長岡に6号ソロを被弾して計8失点。泥沼状態に陥った巨人は球宴前ラストカードとなる22日からの3連戦で3・5ゲーム差に迫った最下位・中日と敵地バンテリンドームで激突する。

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