おかえり高津監督! ヤクルトが指揮官復帰戦を白星で飾る 高橋緊急降板も一丸逆転勝ち 村上32号

[ 2022年7月20日 21:13 ]

セ・リーグ   ヤクルト8ー2巨人 ( 2022年7月20日    神宮 )

<ヤ・巨>4回、村上の適時打で生還した武岡(中央)を迎えるベンチの高津監督(撮影・河野 光希)
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 首位・ヤクルトは20日に巨人と神宮で対戦。チームはこの日から新型コロナウイルス陽性で離脱していた高津臣吾監督(53)が復帰。先発の高橋奎二投手(25)が足に違和感を訴え、6回途中で緊急降板するも、村上宗隆内野手(22)が32号3ランを放つなどチーム一丸で連勝。指揮官の復帰戦を白星で飾った。

 先発・高橋は最速154キロの直球を軸に3回までに7奪三振と最高の立ち上がり。しかし4回、2四球から2死二、三塁のピンチを招くと、重信にチェンジアップを左前に運ばれて2点を先制される。

 3回まで巨人先発・メルセデスの前に無安打に封じられていた打線は0-2で迎えた4回、先頭の武岡がこの日チーム初安打となる左前打を放ち3試合連続安打とすると、内川もしぶとく右前打を放ち4番・村上を迎える。すると村上が右翼線に適時打。3連打で1点を返すと、なお無死一、三塁でサンタナ併殺打の間に三走・内川が還り2-2の同点に追いついた。

 ところが6回、高橋が先頭のウォーカーに初球を投じたところで足に違和感を訴え6回途中6安打7K2失点で緊急降板。後を受けた木沢がなんとかこの回を無失点でしのぐ。

 するとその裏。無死一、三塁でサンタナがバットを折りながら中前に適時打を放ち勝ち越しに成功。さらにオスナが二ゴロの間に三走・村上が還り4-2とする。7回には巨人3番手の新助っ人・クロールから1死一、三塁のチャンスをつくると並木がセーフティースクイズを敢行。これは本塁アウトとなるが、復帰したばかりの高津監督が積極采配を見せた。すると2死一、二塁で村上が打った瞬間確信歩きの32号3ランを右翼スタンド中段に叩き込み勝負を決めた。8回には長岡がダメ押しの6号ソロを放った。

 救援陣も4番手で今季初登板した星が1回を無失点に抑えるなど、盤石の継投。そのまま逃げ切りチームは連勝。高津監督の復帰戦を白星で飾った。

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