球団最速163キロ! 阪神・スアレス 12球団トップ18セーブ目 今季最長4時間12分激闘締めた

[ 2021年6月9日 05:30 ]

交流戦   阪神3-2日本ハム ( 2021年6月8日    札幌D )

<日・神(1)>9回に登板し球団最速をマークしたスアレス(撮影・高橋茂夫)
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 熱戦の最後に驚がくの数字が飛び出した。9回1死、阪神・スアレスが近藤に2ボール1ストライクから投じた4球目。バットをかすめた渾身(こんしん)の1球は、スコアボードで球団史上最速となる163キロを表示した。

 「この勝利をきっかけに、どんどんどんどん勝ち続けるようにチーム一丸でやっていきたいなと思います」

 堂々の力投で1点のリードを守り抜いた。先頭の西川には全球ストレートで勝負。最後の158キロにバットは空を切った。続く近藤には5球目の162キロで見逃し三振。高浜には右前打されたが、2死一塁から最後は王柏融(ワンボーロン)への勝負球にストレートを選択した。フルカウントからの11球目。160キロで左飛に仕留めた。

 「みんなゼロで帰ってきてくれたからこそ勝てた。今は中継ぎもなかなか形が決められないような状態になっている。今はコレ(藤浪、馬場、スアレス)かなと思っている」

 矢野監督は救援陣の奮闘をたたえた。開幕からチームを支えてきた岩貞―岩崎―スアレスの必勝リレーは一時解体。蓄積疲労を考慮して抹消した岩崎に加えて、岩貞も本調子ではない。離脱者も出るなど中継ぎ陣の不安定さが猛虎にとって唯一の弱点。しかし絶対的守護神は健在だ。

 5月16日の巨人戦では藤浪に並び球団最速の162キロを計測したばかりだ。当然ながら今季26試合目となった助っ人にも疲労はある。しかし163キロの数字が証明するように好調を維持。これで12球団トップの18セーブ目で、セ・リーグでは2位の広島・栗林に7差を付けている。

 「自分だけじゃなくて。みんながいい仕事をしたと思っている」

 優勝の歓喜をつかむために阪神残留を決めた。その目標は変わらない。今季最長4時間12分の激闘を締めくくった剛腕は、チームのために投げ続ける。(山本 浩之)

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