巨人打線またもやられた…オリックス戦2試合で29三振 憲伸以来19年ぶりノーノー逃れるも3連敗

[ 2021年6月9日 20:55 ]

交流戦   巨人1―3オリックス ( 2021年6月9日    京セラD )

<オ・巨2>初回、空振り三振に倒れるウィーラー(撮影・成瀬 徹)
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 巨人が“初顔合わせ”となったオリックスの19歳左腕・宮城に7回2死まで無安打無得点に抑えられ、1分けを挟んで3連敗を喫した。前夜はオリックスの先発右腕・山岡に12三振を喫するなど15三振した打線が、この日は宮城に13三振を奪われるなど14三振。2試合で計29三振の屈辱となった。

 高卒2年目ながら試合前まですでに5勝を挙げている宮城に対し、前日の3連戦初戦でともに3安打している松原、亀井の左打者をスタメンから外し、3番を打つ吉川以外は両打ち含め右打者が並んだ巨人打線。だが、前日の松原に代わって1番に入った石川が初回の第1打席で初球を叩いて中飛に終わると、続くウィーラーが高めのスライダーに空振り三振。前日まで交流戦開幕13試合連続安打中の吉川が投ゴロに打ち取られ、初回から完全に封じ込められた。

 すると2回には、試合前まで20打席連続無安打中の主砲・岡本和が真ん中低めスライダーに空振り三振すると、同じく11打席連続無安打中のスモークも内角スライダーに空振り三振。この回も無安打に抑えられると、下位打線となった3回には若林が真ん中低め147キロ直球で、広岡と炭谷が外角スライダーで3者連続の見逃し三振。4回には2死から吉川が四球を選んで初めて走者を出したが、続く岡本和が9球粘った末チェンジアップに空振り三振して4回で早くも7三振を喫することとなった。

 5回にはスモークがカーブに空振り三振、2死後に若林がフォークを空振り三振。6回には1死後に炭谷が内角直球に見逃し三振に倒れると、石川は外角高め直球に空振り三振に終わり、宮城の前に手も足も出ない状況となった。

 そして迎えた7回だった。先頭のウィーラーが内角直球に見逃し三振、吉川が外角直球に見逃し三振。それまで2打席連続三振だった岡本和も1ボール2ストライクと追い込まれたが、4球目の内角直球を左翼スタンドに16号ソロとし、待望のチーム初安打初得点を刻んだ。岡本和は23打席ぶり安打が7戦ぶりの一発。宮城の97球目で偉業を阻止した。

 巨人がノーヒットノーランされると2002年8月1日の中日戦(東京D)で川上憲伸に喫して以来19年ぶりの屈辱となるところだった。

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