155キロ左腕・石森大誠 ドラ1必ず「絶対にいってやるという気持ち強い」

[ 2021年6月9日 10:34 ]

色紙には「ドラ1」と記した石森
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 今年発足したプロ野球独立リーグ、九州アジアリーグ。加盟している火の国サラマンダーズには、NPBの今秋ドラフト候補がいる。最速155キロ左腕の石森大誠投手(23)だ。ソフトバンク、西武などで捕手として活躍した細川亨監督(41)と、ソフトバンクとオリックスで活躍し、通算182セーブを挙げた馬原孝浩ピッチングGM(39)の指導を受けながら、アピールを続ける。

 
 熊本の快速左腕が熱い視線を浴びている。火の国サラマンダーズの石森だ。5月14日のソフトバンク3軍との交流戦(タマスタ筑後)で、自己最速を3キロ更新する155キロをマークした。「ずっと応援してくれる人たちのためにも、絶対に(NPBへ)いってやるという気持ちは強いです」と、強い決意を口にした。

 遊学館(石川)では3年夏に甲子園の土を踏んだ。山形県の東北公益文科大に進学。指名漏れを経験する。昨年は熊本ゴールデンラークスで先発として活躍し、今季から在籍する火の国では主に抑えとして起用されている。力強い直球が魅力だが、「真っすぐより自信があるし、いつでもストライクが取れる」と話すカットボールと、緩急を生かすカーブもあり、NPBのスカウトも注目する。

 飛躍のきっかけは07年にパ・リーグ最多セーブに輝いた馬原ピッチングGMとの出会いだ。精神面では「マウンドでの気持ちの持ち方」を説かれた。昨年まではプロの3軍チームなどと練習試合をすると、気持ちで負ける部分があったという。「対等なんだよ、と言ってもらった。凄い自信につながったし、自分の中で奮い立つものがあった」と振り返る。今春のオープン戦ではNPB球団の2軍との対戦を前に「プロの2軍に通用しない真っ直ぐじゃだめだぞ」とアドバイスされた。技術面では「腕の振り」について学んだ。以前は“手投げ”気味だったが、「体全体を使って投げるトレーニングなどを教えていただいて、球の質とかも変わってきた」と力強い直球を安定して投げられるようになってきた。馬原GMからは「(現段階で)自分が指名されたときに、どういう成績を目指すか考えておけば自分のプレーは変わってくる」とアドバイスされており、意識を高く持って取り組む。

 ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞も2回受賞した細川監督からは、捕手目線で助言を受けている。「技術的というよりインサイドワークとか、インコースの使い方とかですね」と話した。NPBで実績十分の2人の指導により「打ってみろ!という気持ちで投げられている。いい方向にいっている」と感謝する。色紙に「ドラ1」と記した左腕が、アピールを続ける。

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