巨人・広岡、移籍1号がV弾!天敵・大野雄撃ち“当落線上”の内野手「激しい争い食らいつく」

[ 2021年4月14日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2ー1中日 ( 2021年4月13日    東京D )

<巨・中>7回、勝ち越しソロを放つ広岡。投手は大野雄(撮影・光山 貴大)
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 移籍1号が決勝打になった。巨人・広岡大志内野手(24)が13日、中日戦の同点の7回に勝ち越しとなる1号ソロ。ヤクルトからトレード移籍後、記念すべき初本塁打でチームの勝利に貢献した。今季の3安打中2安打が、決勝打と抜群の勝負強さを発揮。チームも連勝で貯金を1とした。

 「当落線上」という言葉がまさに当てはまる。広岡には、どうしてもアピールが必要な日だった。

 「激しい争いだと思うので結果を出さないと残れない世界。何とか食らいついていく」

 試合前、メジャー通算292発の新外国人コンビが1軍練習に合流。広岡がティー打撃を開始したのは、スモーク、テームズが打撃練習を行っている最中だった。横目で見ながら、背中でその迫力を感じながら、淡々と準備に入り集中した。原監督が「1月の段階でのチーム構想が実現する。戦々恐々としている人もいるだろう」と話していたが、広岡こそ、その一人だ。

 同点の7回2死。大野雄に追い込まれたが「どんな形でも塁に出よう」と146キロ直球に必死に食らいついた。芯で捉え右翼席への決勝ソロ。うれしい移籍後初本塁打となった。今季3安打目。だが、決勝打は2本目。勝負強い。先発出場の大チャンスをものにした。

 信条とする言葉がある。ヤクルト時代に自主トレで弟子入りした尊敬する坂口の金言だ。「格好悪くてもいいからとにかく泥くさく食らいつけ」。プロ19年目、現役では唯一の近鉄戦士から常に言われていた言葉。巨人にトレード移籍した時も、頭に思い浮かんだ。

 昨季チームは大野雄に防御率1・32と攻略に苦しみ、自身も通算10打数2安打と抑えられていた。難敵との今季初対戦。2打席目には初球の変化球に中途半端に手を出し、遊ゴロに倒れた。第3打席に向かう前だ。元木ヘッドコーチから「自分が狙ったところはどんどんいけ」とハッパを掛けられ迷いはなくなった。

 長打力を期待される大型内野手。原監督は「近々未来必ず主力選手になってくれると思っている」と期待する。複数ポジションを守れることも魅力で、一塁でのスタメンはプロで初だった。

 「一プレー一プレー食らいついて、泥くさくやっている」。巨人の顔になるという大志を抱きアピールを続ける。(小野寺 大)

 ◇広岡 大志(ひろおか・たいし)1997年(平9)4月9日生まれ、大阪府出身の24歳。智弁学園では2年時に春夏連続甲子園出場。15年ドラフト2位でヤクルト入団。1年目の16年9月29日のDeNA戦、三浦大輔(現DeNA監督)の引退試合でセ・リーグ高卒新人56年ぶりの初打席初本塁打を記録。今年3月1日に田口とのトレードで巨人移籍。1メートル83、81キロ。右投げ右打ち。

 ≪VS大野雄、19年以降3点以上取れず≫19年以降、巨人が大野雄(中)と対戦するのはこの日で10試合目。その間の対戦打率は.178(259打数46安打)と低く、同投手から奪った試合ごとの得点は2→1→0→2→2→1→1→2→2→2と全て2点以下だ。逆に大野雄から見ると、全試合クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)で、防御率も1.56と抜群の内容。打線は攻略に手を焼いているが、味方投手の奮闘もあって対戦成績では5勝4敗1分けと勝ち越している。

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