中日・与田監督 貧打解消せず「理由を考えないと」 新打線も機能せずガックリ 平田も打撃不振が深刻

[ 2021年4月14日 21:07 ]

セ・リーグ   中日1-5巨人 ( 2021年4月14日    東京D )

<巨・中5>3回1死二塁、右中間に2点本塁打を放ち、ベースを1周する梶谷(手前)を見つめる与田監督(撮影・木村 揚輔)
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 9回の反撃がせめてもの意地だった。

 中日は投打ともに巨人に完敗を喫した。打線が8回まで畠に4安打無得点。9回にA・マルティネスのソロで完封負けを阻止するのがやっとだった。

 「昨日(13日)より早い段階でスイングにいけたが、まだ仕留められない。理由を考えないと」

 7安打を放ちながら1点に終わった試合後、与田監督が振り返った。

 貧打が続く中、指揮官は「より攻撃を厚めにしようと」と2番に中日では21年ぶりに福留を起用。A・マルティネスを今季初めて4番に入れ「こう言うときは、色々動いていかないと」と新たなオーダーを組んだ。

 だが、初回1死一、二塁の好機をつぶすと、2~7回は無安打。8回も得点圏に走者を進めたが無得点に終わった。

 それでも9回にA・マルティネスがソロで反撃すると、途中出場の石橋も1死一塁から左前打を放ち、完投ペースの畠をマウンドから引きずり降ろした。「簡単に完封されず、少しだけでも使わせるのも大事」とデラロサを連投させるに至った反撃には評価。特に石橋は打席数が少ない中でのアピールに成功し「練習から状態は良かった。こういうところからスタメンのチャンスをつかんで欲しい」と期待を寄せた。

 一方で深刻なのが平田の状態だ。この日はスタメンから外れ、9回1死一塁で代打で登場も二ゴロ。打率は・143と低空飛行が続く。与田監督は「現状を本人が受け入れないと。結果が出ないことをしっかり考え、何かを変えなきゃというよりベストの方法を探さないと」と一刻も早い復調を願った。

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