阪神・梅野が示した夢舞台への思い「東京五輪に出たい」 侍入りへ「一戦必勝」のアピール続ける

[ 2021年4月14日 05:30 ]

室内練習場でノックを受ける阪神・梅野(撮影・大森 寛明)

 阪神・梅野が、東京五輪代表への変わらぬ意欲を口にした。

 「(五輪には)もちろん出たいなと思うし、自分のパフォーマンスをシーズンで良いように見せて、選ばれるような選手として常に勝てる捕手として」

 侍ジャパンの稲葉監督が視察予定だった広島戦は降雨中止となり、直接のアピール機会は訪れなかった。だが、「日の丸」への思いは背番号2の中で不変。大学代表では4番も務めた。プロ入り後こそ、侍に縁はなくても3年連続でゴールデングラブ賞を獲得。今やリーグを代表する捕手まで上りつめた実績は疑いようがない。

 「成績ももちろん見てくれていると思うので、劣らないようにやるべきこと、キャッチャーとして隙のないようにアピールして入って活躍したいという気持ちは常に持ち続けているので、前向きにやっていきたいと思う」

 3月上旬に日本オリンピック委員会(JOC)へ提出された1次ロースター185人に選出されており、今後のシーズンでのパフォーマンス次第で道は開ける。現在、開幕から15試合連続でスタメンマスクを継続。17年に記録した25試合も通過点に、球団では10年の城島健司以来となる全試合出場を見据える。

 「チームを引っ張る上でもそういう(毎日試合に出る)姿勢を見せて行けたらと思うし。今は勝ちが続いてチームも良い状況で来ているけど、連敗している時には、1勝でも早くやれるチームづくりというのは先頭に立ってやっていきたい」

 貯金7と首位を快走する状況にも、慢心は見当たらない。近年、チームで誰よりもマスクをかぶり“怖さ”も知るからこそ、表情はより引き締まった。

 「自分のイメージしたようにピッチャーも一生懸命投げてくれるし、ピッチャーのサポートとして一生懸命、ゲームセットまでやりたい」。正捕手として胸に刻む「一戦必勝」の先に大舞台が待っている。 (遠藤 礼)

 ○…梅野は、仕切り直しとなった森下との対戦に気合を入れ直した。「監督もコメントしていたように選手が束になって戦わないと、そう簡単に勝てる相手じゃない。雨でやるよりしっかり戦える。切り替えてやりたい」。3月30日の対戦でも6回1安打無失点と快投され、昨年から5戦で4勝を献上。一度も土を付けていない天敵の攻略は今季のキーポイントでもある。今季はここまで得点圏打率・700を誇っており「チャンスで1本、チームの勝利になるような一打を打ちたい」と闘志を燃やした。

 ▽稲葉ジャパンの捕手事情 前回19年11月のプレミア12には小林(巨)、会沢(広)、甲斐(ソ)の3人が選出された。プレミア12で28人だった登録選手が五輪では24人となるため、捕手は2人の可能性もあり、激戦区といえる。本命は過去の稲葉ジャパンすべてで招集されている甲斐。このほか打者としても計算ができる森(西)、梅野(神)も候補にあがる。

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