G.G.佐藤氏 国際大会の良い思い出聞かれ「あるわけない」 後輩の侍へ「オレ以上のエラーをするな」

[ 2021年4月14日 21:32 ]

北京五輪準決勝の韓国戦でタイムリーエラーをしたG.G.佐藤
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 「結束! 侍ジャパンナイター特別企画 世界を知るレジェンド会談」が14日、リモートで行われ、G.G.佐藤氏(42)が08年北京五輪の思い出を語った。

 G.G.佐藤氏は08年の北京五輪に出場したが、準決勝・韓国戦で8回に左翼の守備で落球、タイムリーエラーとなった。翌日の3位決定戦・米国戦でも3回の守備で落球をした。

 この日国際大会で良かった思い出を聞かれ「あるわけない」とし「強いて挙げれば本場の中華料理を食べれたくらいですね」答えた。それでも「甲子園も行ってませんし、大学4年間ずっと補欠だったんですけどこんな僕でもプロ野球選手になれて、オリンピックメンバーになれたので、今補欠で野球をやっている子ども達にもあきらめずに野球を続けて頑張ってほしいなと思います」と語った。

 司会のDJケチャップから北京五輪のことを聞かれた宮本慎也氏(50)は「1発目は、僕はサードにいたんです。勝っていて、守備固めでサードにいて。でもね。見にくかったと思います。レフトの経験もほとんどしていないので。2回目は、僕ベンチにいて、追っている姿がやりそうでした。やる、やる、やる、やっちゃったな…」と語った。

 また、藤川球児氏(40)も、準決勝で落球をした後、G.G.佐藤氏は翌日の試合には出ないだろうと言っていたものの、星野仙一監督の阪神での監督時代を知っていた藤川氏は「絶対出るって。星野さんは信じて使う人だって言ったら、案の定使ったんですよ。その時のGGさんの顔が元気がなかったです」と明かした。G.G.佐藤氏が「どうして教えてくれなかったの?」と聞くと、藤川氏は「聞いてましたよ。僕が絶対ありますよって言ったのに『ないって、ないって』…」と語り、ロッカーでの様子を「見ていて心が痛かった。すごく大変だったです」と振り返った。G.G.佐藤氏は「初めて周りの人の話を聞いて、逆に傷が深くなりました」と語りながらも笑っていた。

 最後に、後輩たちに向け「オレ以上のエラーをするな」とし、「僕、追加招集されたんですよ。キャンプから6月まで選ばれると思わなくて、急に差し込まれてしまったんです。今の選手に言いたいのは、誰が選ばれるのかわからないので、準備だけしておいて欲しいなと思います」という言葉を送っていた。

 なお、この対談の模様は19日から侍ジャパン公式YouTubeチャンネルで数回に分けて配信される。

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