中畑清氏 巨人Vならこの試合がポイント 菅野の内角意識させての「倍返し」に見たエースのプライド

[ 2020年8月18日 21:51 ]

セ・リーグ   巨人1―0阪神 ( 2020年8月18日    東京D )

<巨・神>6回2死二塁、サンズを打ち取り、グラブを叩く菅野(撮影・森沢裕)
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 【中畑清 視点】菅野は本当の大エースになったね。巨人は今日負けると正直やばかった。ズルズル連敗街道に入ってしまう恐れすらあったと思う。そこで完璧な投球でチームの連敗をまた止めた。巨人が優勝したならば、振り返った時にターニングポイントと言える試合になるんじゃないかな。

 3番サンズへの攻め方にエースのプライドを見たよ。前回4日の対戦で外のスライダーを2ランされている。中から外へかけての対応力が高い打者。今日は内角の攻め方が素晴らしく、内を意識させて仕留めていた。この2週間、捕手の大城としっかりミーティングしてきたのだろう。見事な「倍返し」だ。彼が投げる時は絶対に勝ちをもたらせてくれる。開幕8連勝は斎藤雅樹以来30年ぶりと聞くが、斎藤も同じだった。当時は斎藤が投げれば勝てると思っていた。

 相手の高橋も素晴らしかった。マウンド度胸が良く、直球、カットボール、フォークのように沈むツーシームと全てが決め球に使える。将来、日本を代表する左腕になれる逸材というところを十分見せてくれた。彼の好投が菅野の完封を引き出した部分もあると思う。巨人はチームとしても前回高橋に7回無失点とやられている。絶対に負けられない中での「倍返し」。投手戦はあまり好きではなかったけど、こういう試合もたまにはいいね。いいものを見させてもらった。そう思わせる高い技術同士のぶつかり合いだった。(本紙評論家)

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