西武・ニール 「刻印レンガ」に思う10年後 心優しい助っ人の未来絵図

[ 2020年8月18日 14:04 ]

レンガを持って笑顔の西武・ニール(球団提供)
Photo By 提供写真

 西武は18日、2年目助っ人のザック・ニール投手のトピックスを公開した。

 12日に「ライオンズ チームストア フラッグス」に足を運んだニール。目的は母国の家族にライオンズグッズを贈るためだった。

 フラッグスの中でニールが立ち止まったのが「刻印レンガ」のサンプル。その前で「やっぱりいいな」と言わんばかりの笑顔を見せた。実はニール、現在販売されているこの“レンガへ名前を刻印する権利”を自腹で購入していた。

 「チームには日ごろからお世話になっているから。少しでも恩返しをしたいと思って僕も買ってみようって思ったんだ」と笑顔。メットライフドームの選手ロッカー入り口には、選手への連絡事項がまとめてホワイトボードに貼られているが、その中にあったレンガ刻印の案内を見て購入を決断した。

 レンガへ刻印する内容は、特に決められていない。ニールは「Neal Family Fort Worth Texas」と刻むことを決めている。 「僕と僕の家族が暮らしている場所をこのメットライフドームに残し、ファンの皆さんに知ってもらいたいと思った」とその理由を話した。

 このレンガサークルは21年3月に完成する。31年までの10年間、ドームの前に設置され続ける。ニールは10年後の自分を語った。「そうだね。その時僕はもう41、42歳か? 6回3失点くらいを目指してやりながら、登板後は今よりもだいぶ疲れやすくなっているんじゃないかな(笑)。でも、ライオンズファンのためにがんばっていたいね」。心優しい助っ人の未来絵図だった。

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2020年8月18日のニュース