藤枝明誠エース小林が公式戦初完投 甲子園交流試合が刺激「自分もやらなきゃ」

[ 2020年8月18日 20:45 ]

第73回秋季高校野球静岡県中部地区大会   藤枝明誠6―1静岡市立 ( 2020年8月18日    島田球場 )

<静岡市立・藤枝明誠>1失点で公式戦初完投勝利の小林
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 昨秋県王者の藤枝明誠はエース左腕・小林輝(てる、2年)が1失点で公式戦初完投。静岡市立に快勝し2年連続で県大会に駒を進めた。

 エース・小林がその名の通りマウンドで輝きを放った。「変化球を軸に打たせて取ることができた」と初回から2者連続三振を奪うなどテンポの良い投球を披露。スライダーとカーブを低めに集め7安打に封じ「自分よりチームが勝つことを目標にしたが(完投は)素直に嬉しい」とあどけない表情で喜んだ。

 同校野球部OBの兄・遼太郎さん(23)の影響で入学。兄が卒業した2年後の17年夏には藤枝明誠が甲子園初出場。その快挙に魅せられ強豪校の門を叩いた。また今月12日には昨秋東海大会で「神宮枠」でのセンバツ出場を駆けて戦った加藤学園が甲子園で鹿児島城西に勝利。テレビで観戦していた小林は「同世代の選手が活躍していた。自分もやらなきゃいけない、と思ったし甲子園のマウンドで投げたいというモチベーションになりました」と活躍を刺激に変えた。

 小林の力投に応えるように打線も3回から登板した相手エース・丸山颯人(2年)の攻略に成功。5回には青木廉征(れんせい)左翼手(1年)が真ん中の速球を狙い打ち右翼スタンドへ公式戦初本塁打。大会前には対策として打撃マシンを約2メートル手前に設定して打ち込んできた成果が結実し「狙い通り。練習の成果を出せました」と笑顔を見せた。

 今年は昨チームのように140キロを超える直球を投げる投手や不動の4番が不在。それでもこの試合では9番・芹沢友輔遊撃手(2年)は3度の犠打で走者を進め、4度の守備機会を無難にこなすなど完成度の高さを伺わせた。光岡孝監督(42)は「まだ物足りない部分はあるが、一人一人が何を求められているか理解している。団結力がある」と目を細める。

 夏の代替大会では優勝校の聖隷クリストファーに敗れ、2回戦で早々と姿を消したが、今秋も県野球界を席巻しそうな予感だ。

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