スカウト陣絶賛!明大・森下108球完封!東洋大との優勝候補対決制す 

[ 2019年6月14日 05:30 ]

第68回全日本大学野球選手権第4日 準々決勝   明大3―0東洋大 ( 2019年6月13日    神宮 )

<東洋大・明大>7安打完封勝利を挙げた森下(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。ドラフト1位候補に挙がる明大の155キロ右腕・森下暢仁投手(4年)は東洋大戦に先発し、7安打完封。走者を背負っても2併殺でしのぐなど、優勝候補対決を制した。ネット裏のスカウト陣から絶賛の声が相次ぐ快投で、38年ぶりの日本一を目指すチームを6年ぶりの4強進出に導いた。

 この日一番の力をボールに込めた。3点リードの6回2死一、二塁。打者・佐藤都とのドラフト候補対決。変化球で追い込むと内角に152キロを投げ込んで三邪飛に仕留めた。「打たれたら流れがいく打者。意識した。1球を大事に投げた結果」と優勝候補対決を108球で完封し、4強進出を果たした。

 大学球界を代表する最速155キロの剛腕だが、意外にも自身初の全国大会のマウンドだ。1年春は大会直前に右肘を骨折し、ギプス姿でスタンドから応援。秋の明治神宮大会も登板がなかった。

 リーグ戦と違い、一発勝負のトーナメント。前日は登板せず体力を温存したが、自慢の直球は「荒れて全然よくなかった」という。それでも勝つのが森下の凄さだ。「変化球はうまく使えた」とカットボール、カーブ、チェンジアップを自在に操り、2併殺と投球のうまさを見せつけた。大分商では遊撃手も経験し、守備も巧みだ。善波達也監督が「セットポジション、クイックでも強い球を放れるようになった」と評し、今春リーグ戦でも初完封を達成した。

 今秋のドラフト戦線では最速163キロの大船渡・佐々木朗希に注目が集まるが、視察した西武・渡辺久信GMは「(森下も)1位競合でしょう。佐々木か森下か。総合力、即戦力ではNo・1」と絶賛。巨人・長谷川国利スカウト部長も「ローテーションに今すぐにでも入れるくらいの力がある」と目を見張った。

 9回2死二塁から山崎に左前打を浴びたが、左翼手・陶山の好返球で本塁タッチアウト。これで完封達成となった森下は「やってしまった…と。次はきれいに完封したい」と苦笑い。38年ぶり日本一へ。主将も務めるエースは「気持ちを入れ直していく」と15日の準決勝を見据えた。 (松井 いつき)

続きを表示

「第101回全国高校野球選手権大会 各地区結果」特集記事

「第90回(2019年)都市対抗野球大会」特集記事

2019年6月14日のニュース