広島、交流戦単独最下位転落 フランスア誤算「ボールが高くなってしまった」

[ 2019年6月14日 05:30 ]

交流戦   広島2―2日本ハム ( 2019年6月13日    札幌D )

10回1死三塁、王(後方)に適時二塁打を浴びるフランスア(撮影・吉田 剛)
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 V率、また0%? 広島は13日の日本ハム戦で今季2度目の延長12回引き分けに終わった。延長10回に鈴木の押し出し四球で勝ち越しながら直後にフランスアが王柏融に同点二塁打を許し、痛恨の逃げ切り失敗だ。交流戦は2勝6敗1分となり、単独最下位に転落。セ・パともに交流戦最下位からの優勝は過去にないが、王者は果たして…。

 4時間を超える延長12回の激闘。北の大地での3連戦を2敗1分で終えたナインの表情には、さすがに疲労の色がにじんでいた。勝機はあったが、勝ち切れなかった。緒方監督が言葉をつむぐ。

 「勝ち切れなかったのは残念だけど、負けないことも大事。投手も野手も最後まで頑張ってくれた。明日につながると思う」

 暫定クローザーを務めるフランスアが誤算だった。1点を勝ち越した延長10回に登板。先頭・西川にいきなり右越え二塁打を許すと、1死後、王柏融には2ストライクと追い込みながら152キロの高め直球を捉えられ、左翼フェンス直撃の同点二塁打を浴びた。

 「ちょっとボールが高くなってしまった。2イニング目は切り替えて投げられたが…」

 フランスアは淡々と振り返る。佐々岡投手コーチは「ああいうところが抑えの難しいところ。逃げ切れるのが一番だけどね」とセーブに失敗した左腕をフォローした。

 それにしても打線に元気がない。延長10回の勝ち越しも、無死満塁の好機を築きながら菊池涼、バティスタが凡退し、鈴木の押し出し四球でようやく挙げたもの。9試合連続1桁の6安打で、交流戦のチーム打率は2割(・198)を切り、断トツの最下位だ。迎打撃コーチは自戒を込めて言う。

 「個々の状態を上げるのはもちろんだけど、相手投手への入り方や点を取るための作戦を、チームとして徹底しないといけない」

 交流戦は2勝6敗1分。ロッテが勝ったため単独最下位に転落した。開幕から4カード連続負け越した時点(結果的に5カード)でV率0%だったものが、5月の11連勝で同100%と激変した今季。セ・パともに交流戦最下位から優勝した例はなく、このままだとまたV率0%に逆戻りする危機だが…。

 「紙一重のところ。歯車がかみ合えばまた勝ち続けると思う

  高ヘッドコーチはあえて楽観的な言葉を残した。14日から敵地では楽天3連戦。そろそろスカッと笑える試合を観たい。(江尾 卓也) 

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