栗山日本ハム「魂」の積み重ねで逆転勝利、3点差跳ね返し堅首も慢心なし

[ 2019年6月14日 23:43 ]

交流戦   日本ハム5―4巨人 ( 2019年6月14日    札幌ドーム )

<日・巨>巨人に勝利し選手を出迎える栗山監督(撮影・西尾 大助)
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 巨人に逆転勝利を飾った14日の試合後、日本ハム・栗山英樹監督(58)は言った。「勝とうが、負けようが、これからも勝ちたいという思い、魂の積み重ねだけは負けないようにやっていく」。強敵からの勝利は、まさに「魂」の積み重ねでもぎ取ったものだった。

 打線は5回までメルセデスの前に無得点。ようやく6回に代打の代打で登場した杉谷の適時打などで2点を返して1点差とした。3回に捕手・石川亮との意思疎通がうまくいかずに暴投で2点を失うなど4回までに3点を失っていた先発・有原は5回からギアを上げ、「魂」を込めた投球を続けていた。

 有原の熱投がリードオフマンの西川の心にも火をつける。1点を追う7回に先頭で打席に入り、セーフティーバントを敢行。珍しく一塁へのヘッドスライディングで投手内野安打をもぎ取った。大田、近藤が倒れて2死一塁となったが、絶対に失敗が許されない4番・中田の打席で二盗に成功。「(西川)遥輝が普段はやらないヘッドスライディングを見せて盗塁にも成功したから絶対に同点にしたかった」という中田は4番手の高木がフルカウントから投じた8球目のチェンジアップを左前に運んで同点とし、三塁ベンチに向けて何度も右拳を掲げた。

 直後に王柏融が右翼ポール際に決勝2ラン。同じく母国・台湾の人気選手である巨人・陽岱鋼との共演が実現する可能性があった試合には台湾から複数のツアーが組まれ、多くのファンが声援を送っていた。台湾ファンから母国語での熱い声援も浴びて燃えないわけがない。「魂」の3号決勝弾は札幌ドーム初アーチでもあった。

 結局、有原は8回3失点の熱投でリーグトップを独走する8勝目。チームは3連勝(1分け挟む)で貯金を8として首位を堅守した。それでもパ・リーグの上位は混戦模様で、栗山監督の競争意識をあおる采配もあってナインに慢心はない。このままチーム一丸で「魂」を積み重ね、3年ぶりの頂点を目指す。(山田 忠範)

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