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【生島ヒロシ オヤジの処方箋】「肥満と痩せ」…手軽な栄養レシピで“ちょいデブ”維持を

[ 2020年2月8日 12:00 ]

生島ヒロシ
Photo By スポニチ

 芸能界一、健康に詳しいアナウンサー生島ヒロシ(69)が、シニアに向けて元気に生きる方法を指南する連載「誰も教えてくれなかった“老いるショック”脱出術 オヤジの処方箋」。今回は前回に続く「肥満と痩せ」の後編です。バストの美容・健康・機能の総合医療「ナグモクリニック」の南雲吉則総院長にオススメの食事メニューをうかがいました。

 《ヨーグルトにエゴマ油で体内機能上昇》
 皆さん、こんにちは、生島ヒロシです。新型コロナウイルスが連日、新聞、テレビをにぎわしています。治療法が確立されてませんから心配です。まずは免疫機能を十分に働かせるため、しっかり健康管理をしましょう。

 前回は「BMI」のお話をしました。南雲先生は64歳で20・38と公表しました。じゃあ生島さんは?と反響がありまして。私は23・38です。少しおなかが出てますが、なんとか「普通体重」のカテゴリーに収まってます。

 前回は、BMI25ぐらいの“ちょいデブ”が死亡リスクが低いという研究結果があることも紹介しました。どんな食事がいいのか、気になりますよね。そこで南雲先生にオススメメニューをうかがいました。かつてメタボ体形だった南雲先生が、経験から導き出したメニューです。毎日毎食、こうしなければいけない、というわけではありません。参考にしてください。

 【朝食】「3個100円3兄弟」。南雲先生の命名です。「もずく」「納豆」「ヨーグルト」の3兄弟。どれも健康食品。3個1パックで売られてることが多いですよね。コンビニでも簡単に手に入ります。朝は忙しい。洗わなければいけない食器はなるべく使いたくない。この3つはパックから直接食べられます。もずくは食物繊維、納豆、ヨーグルトは体にいい発酵食品。手軽に栄養が取れるのです。

 南雲先生が特に勧めるのは、ヨーグルトにエゴマ油を垂らして食べること。エゴマ油は、体内の機能維持に必須な脂肪酸「オメガ3」が豊富。オメガ3は脳細胞、目の網膜、精液を作るのに役立つそうです。能力、視力、精力アップですよ!しかも、がん、心筋梗塞、糖尿病と成人病を予防し、血液をさらさらにするとも言われています。

 《夕食は“制限なし”も鍋の締めは我慢!!》
 【昼食】南雲先生は「お昼ご飯を食べて、午後眠くなるような人は糖質を取るのはよくない」と話します。ご飯、麺類など注意しないといけないということですね。そこで“南雲流のお昼ご飯”はナッツです。落花生(ピーナツ)とか、パックに入っているミックスナッツ。落花生は栄養価が高い。ミックスナッツはコンビニにも売ってますしね。しかも袋がパウチになってることが多いですから、何日かに分けて食べられます。ただし塩分の取り過ぎには注意しましょう。

 【夕食】南雲先生は「制限なしに好きなものを食べるのがいい」と言います。基本的に1日1食の生活を続けているからということもあるのでしょう。肉、野菜食べ放題の大手しゃぶしゃぶチェーンによく行くそうですよ。

 レシピは2つ紹介してくれました。まずは「豚しゃぶ」。お湯の中にゴマ油を垂らすのがポイント。高級感が出るそうです。豚肉スライスとレタスを用意。豚肉スライスはそのまましゃぶしゃぶ。レタスも手でちぎって鍋の中へ。そうなんです。包丁を使わずに料理ができるのです。とにかく手軽に。食べ終わって、さあ残り汁で雑炊。南雲先生は「これは避けるべき」と強調。おなかは、豚肉とレタスで満たしましょう。

 2つ目は「きのこデトックス鍋」。きのこは5種類用意。「なめこは必ず入れるように」とのことです。コップ1杯の水、味噌大さじ2杯、コチュジャン小さじ2杯を鍋に入れて沸かす。そこにきのこを入れる。水が少ないのではとも思いますが、きのこから水分が出てくるので大丈夫なんですって。きのこが煮えたらバクバク食べる。「翌朝、宿便が大量に出ることが期待できる」そうです。

 南雲先生がきのこを薦めるのは「きのこは温室栽培が多く、年間を通して価格が安定しているから」だそうです。おなかにも、お財布にも優しいのです。

 私も鍋料理は大好きでよく食べます。でも締めの雑炊、うどんは遠慮しています。おいしそうですけどね。“ちょいデブ”は超えないように。南雲先生のレシピを参考に、食生活に気を配っていきましょうよ。

 ◆生島 ヒロシ(いくしま・ひろし)1950年(昭25)12月24日生まれ、宮城県出身の69歳。米カリフォルニア州立大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒業後、76年にTBS入社。89年に退社し、生島企画室を設立。TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(月~金曜前5・00)は、98年から続く長寿番組。名物コーナー「教えてドクター!病気が逃げてく健康習慣」に登場する名医たちとの親交から、芸能界きっての健康通。

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