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【だから元気!】水森かおり ご当地ソングお届け前に90分刻みの“眠り姫”

[ 2019年6月7日 12:00 ]

愛用のブランケットを手に睡眠ポーズの水森かおり(撮影・高橋 雄二)
Photo By スポニチ

 毎年、所を変えた「ご当地ソング」を引っ提げ、列島狭しと飛び回る演歌歌手の水森かおり(45)。カラダの曲がり角を迎えるような年齢に入っても衰えを知らないバイタリティーを支えるのは、充実した睡眠法だ。大切に守っているのは、名付けて“1時間半の法則”。眠気に悩む皆さんに、参考になること請け合いだ。

 40代も半ばに入りましたが、幸いにも体力の衰えは感じません。更年期障害も気にかかる年頃ですが、今のところそういう兆しは全くありません。

 割と生活習慣は不健康かもしれません。次の日がオフという夜は、夜通しテレビを見て「しまった、夜が明けてしまった!」っていうこともしばしば。日ごろ節制できるのが一番いいのですが、健康マニアにはなれそうにないので、仕事の前日に質の良い睡眠を取ることには、人一倍気を配っています。

 おかげさまで日本全国を回らせていただく忙しい日々ですが、自分なりに追究したベストの睡眠を取れると声の出もお化粧のノリも、違う気がします。絶対に守るのは、目覚めるタイミングを、常に1時間半=90分の倍数にすることです。

 すなわち、寝てから目覚めるまでの長さを3時間、4時間半、6時間、7時間半、9時間のいずれかに、ピッタリ合うようにするんです。7時間半より8時間寝た方が良さそうだって?いえいえ、たとえ睡眠時間が短くても、1時間半刻みのほうが目覚めがスッキリするんですよ。

 これは私の思い込みではなく、バッチリ学説があるんです!人間には、脳が活動している浅い眠りの「レム睡眠」と、脳が休息している深い眠りの「ノンレム睡眠」があり、ノンレム睡眠→レム睡眠がワンセットで、約1時間半周期で規則正しく繰り返されます。ワンセットの流れを切ることなく起きると、目覚めがいいことが分かっているんです。

 この周期には、個人差があるといわれてます。私は8時間、10時間とかいろいろ試した結果、やっぱり1時間半刻みがベスト。読者の皆さんも、自分の周期を把握することができれば、毎日すっきり目覚められますよ。

 ちなみに私のベスト睡眠時間は9時間。ですが、なかなかこれだけの時間は確保できません。皆さんもそうですよね。そんな時はだいたい「自分は9時間寝たぞ!」と思い込むことにしていますけど、移動中や空き時間などでカバーできる時も。ここでいかに、自分にとって心地のいい睡眠環境を整えるかも大切だと思います。

 お見せしているのは外出先で愛用しているブランケット。ボロボロで恥ずかしい!でも肌触りが良くて、これを顔に当てると落ち着いて眠りにつける。必需品なんです。

 家には、人さまにお見せするのがはばかられるような寝具もあるんです。「凹」の字のような形で顔を出しつつ肩を完全に覆うことができる毛布です。生まれた時から使ってて、ボロボロになった表装を何十回も修繕して使ってるんですよ。

 家の寝床でない場所では、快適に寝られない場合が多いと思いますが、それでも、オフィスにマイ寝具を準備しておくなどすればずいぶん改善されます。とにかく、自分に合った寝方を探し当てることが大事ですよね。

 ちなみに、私は布団を隙間なく体に巻き付けて「す巻き」のような姿で寝るのが大好き。ヘンですかね!?母や姉には指摘されたことないですけど…。確かに、殿方にはお見せしづらい姿かもしれませんね(笑い)。でも心地よい眠りが最優先!理解してくださる白馬の王子さまが現れれば言うことなしではありますが、これで花の独身が続いたとしても、悔いはないと言っておきます!!

 ≪「叫びの壺」でストレス発散≫もう一つ愛用しているのが「叫びの壺(つぼ)」。ハンディーサイズのプラスチック製で、壺の口に向かって大声で叫んでも、小さなボリュームに変化するというもので「10年以上前、通信販売で見つけて買いました」。発声練習やストレス発散にもってこいだという。ただ、声を鍛えすぎたためなのか「最近、割と漏れ聞こえちゃうみたい」というのが悩みの種だとか。

 ≪最新曲「高遠 さくら路」売り上げ8万枚突破≫1月22日に発表した最新曲「高遠 さくら路(みち)」は現在売り上げ8万枚突破と絶好調。「令和を迎え来年にはデビュー25周年になるので、新時代も成長できる日々を送っていきたい」と話す。さらに9月25日には毎年恒例の「水森かおりメモリアルコンサート~歌謡紀行~」を東京・中野サンプラザで開催。昨年末にNHK紅白歌合戦で披露したイリュージョンをバージョンアップして披露する。詳しい問い合わせはエイ・アンド・エイ チケットセンター=(電)03(5770)3665。

 ◆水森 かおり(みずもり・かおり)1973年(昭48)8月31日生まれ、東京都出身の45歳。短大卒業後の95年に「おしろい花」でデビュー。03年に「鳥取砂丘」がヒット。日本の各県を題材にした歌が多く「ご当地ソングの女王」の異名で全国区となる。NHK紅白歌合戦には03年から16年連続出場中。未婚。血液型B。

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