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【生島ヒロシ オヤジの処方箋】ドライアイ予防には適度な運動と適量の食事

[ 2020年4月25日 12:00 ]

生島ヒロシ
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 芸能界一、健康に詳しいアナウンサー生島ヒロシ(69)が、シニアに向けて元気に生きる方法を指南する連載「誰も教えてくれなかった“老いるショック”脱出術 オヤジの処方箋」。今回は外出自粛生活における「目」について考えます。テレビやスマホを長時間見ることによる目の疲労。特に夜間はブルーライトにより、生活の質にも影響が出てきます。

 皆さん、こんにちは、生島ヒロシです。新型コロナウイルスの外出自粛も2週間が経過しました。家にいると、どうしてもテレビやスマホを見たり、パソコンをいじったりする時間が長くなりますよね。目が痛くなったり、ショボショボしたりと違和感を感じている人も多いんじゃないですか?

 そこで、医学博士で慶応大医学部眼科教授の坪田一男先生にお話を伺ってきました。坪田先生によると「目の疲れの多くはドライアイが原因」ということです。ドライアイって聞いたことある人多いと思いますが、眼球の表面を潤している涙の層のバランスが崩れ、涙が表面に定着しなくなって起こる目の症状です。

 私は「ドライアイかな」と思った時は、なるべく遠くを見て、眼球の周りを優しくマッサージ。個人的にはこれが効果があると思います。坪田先生は「基本的な運動で体を動かすこと」を勧めています(図<1>)。ウオーキングや軽いジョギングと有酸素運動をするのがいいそうです。腹式呼吸でリラックスすることもドライアイにはいいとのことです。あと十分な睡眠はもちろんですが、注意しないといけないのは「食事の量」だそうです。メタボ体形の人はドライアイになりやすい傾向があるんですって。意外なところでつながってるもんですね。

 メタボの話が出ましたが、坪田先生は「セデンタリー・ライフスタイル」にも注意を促しています。「セデンタリー」とは「座っている」という意味の英語。座りっぱなしで、あまり体を動かさない生活のことです。テレビを見るなら、ソファに長時間どっかと腰を下ろしてスナック菓子を頬張る。いわゆるカウチポテト族。1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かすのがいいですね。坪田先生は「セデンタリー・ライフスタイルは間食が増えてしまうのでよくない」と強調していました。食べ物を取ってくるため立ち上がって冷蔵庫まで行きました。これは軽い運動ではないですよ!

 テレビやパソコンのモニター、スマホの画面からはブルーライトという青色の光が出ているのはご存じですよね。米国では眼科学会が「ブルーライトは人間の体内時計に影響する」という見解を出しています。日本でもブルーライトをカットするサングラスやシートが売られています。使っている方もいるでしょう。

 ブルーライトは太陽光にも含まれています。浴びると脳が活性化し、昼間だと認識するようになるそうです。だから夜、長時間テレビを見ていると、脳がモニターから出るブルーライトで「今は昼間」だと思ってしまう。坪田先生は「就寝の3時間前にはテレビを見るのをやめるのがいい」と話しています。

 坪田先生によると「寝床でスマホは最悪」ですって。耳が痛い人、多いんじゃないですか?なんで「最悪」なんでしょうか。図<2>を見てください。「光の強さは距離の2乗に反比例する」という物理の法則です。目から50センチ離してスマホを見た場合と、10センチ離した場合を比較。50の2乗は2500で、10の2乗は100。25対1ですが「光の強さは反比例する」という法則ですから、ベッドの中で10センチの距離で見るスマホの光の強さは、50センチのなんと25倍ということになります。それだけたくさんブルーライトを浴びるわけです。坪田先生が「最悪」とおっしゃるのも分かりますね。眠れたとしても「睡眠の質が悪くなる」とのことです。

 私も確かにスマホでコロナのニュースを読む時間が増えました。でも夜は眠れなくなるぞ、と自分に言い聞かせて、睡眠の2時間くらい前にはやめるようにしています。睡眠の質が悪くなれば、外出自粛生活が今よりつらくなりますもんね。

 目のためにもウオーキングや軽いジョギングは必要。公園の混雑ぶりが話題になっていますから「3密」を避けて工夫してやりましょう。必需品を買いに出た時、ちょっと遠回りして人のいない路地を歩いてみるとか。時々立ち止まって空を見上げてみる(太陽を直接見るのは禁物!)。自然のブルーライトを浴びれば、外出自粛のブルーな気持ちも和らぎますよ。

 ◆生島 ヒロシ(いくしま・ひろし)1950年(昭25)12月24日生まれ、宮城県出身の69歳。米カリフォルニア州立大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒業後、76年にTBS入社。89年に退社し、生島企画室を設立。TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(月~金曜前5・00)は、98年から続く長寿番組。名物コーナー「教えてドクター!病気が逃げてく健康習慣」に登場する名医たちとの親交から、芸能界きっての健康通。

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