このゆびと~まれ

【第73回】磯遊びは宝探し大会

[ 2021年7月19日 05:00 ]

干潟になった場所での観察もおもしろい
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 みなさん、こんにちは。深日小の岡田です。

 大阪府立環境農林水産総合研究所水産技術センターのご協力を得て、同センター職員の睦谷(むつたに)さんが、強力助っ人として、深日小の学習をサポートしてくれた磯遊びの続編です。

 校区にある大阪府唯一の自然海浜保全地区に指定されている長松(ながまつ)海岸へ到着しました。

 早速、睦谷さんがみんなを集めてとんでもないものを見せてくれました。

 なんとアメフラシです。

 しかもでかい!!!!

 私たちなら気づきもしないはずですが、さすが専門家は違う!
 子どもたちも触らせてもらいました。

 「みんな、この黄色いのんアメフラシの卵やで」と睦谷さんは足元の黄色い塊を指さしています。

 「えーっ、これが卵なん?」

 「すごい形してんなあ」と子どもたちも興味津々です。

 そして、グループに別れて自由に生き物探しが始まりました。

 校区にあっても磯に来たことのない子どもがほとんどです。ゆっくりと恐る恐る、でも楽しくて仕方ない感じが伝わってきました。

 最初は「冷たい!」、「何か踏んだで」、「ぬるぬるするう」と悲鳴をあげていた子どもたちでしたが、しばらくすると歓声に変わりました。

 「あっ!魚おった!」

 「これヤドカリやん!めっちゃおる」など、次々とお宝発見の報告が届きました。

 「せんせー来てえ!」

 「せんせーおるでー、採ってえ!」と叫んでいた子どもたちでしたが、あっという間に生物たちと〝友だち〟になっていきました。

 睦谷さんに教わったように軍手をはめて、むやみに触らず、まずは網ですくったり、ピンセットで捕まえて水槽に入れてから観察することができるようになりました。

 全身びしょびしょになって遊んでいる子もいれば、じっと観察している子、友達と生き物を探し続けている子。みんなが「磯遊び」を満喫していました。

 最後に飲んだ冷たいジュースの味は格別だったらしく、

 「来てよかった」

「最高に楽しかった」と水面に照らされた笑顔は、より一層輝いていました。

 大阪府立環境農林水産総合研究所水産技術センターと睦谷さんには本当にお世話になりました。

 今回はここまで。このゆびと~まれ。

                (岡田 良平)(次回掲載は26日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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