このゆびと~まれ

【第5回】授業改善の取り組み(体育編)

[ 2020年3月30日 05:00 ]

子どもたちが見たら「今日は何をするのかな」「やってみたい」と思ってもらえる演出が腕の見せ所
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 学校現場では「PDCAサイクル」というPlan(計画)、Do(実施)、Check(見直し)、Action(実践)のサイクルで授業を進める必要性が特に求められています。

 つまり、押しつける一方通行の指導ではなく、子どもたち自身が目標を決め、友達と協力して話し合い、試行錯誤しながら自分たちで解決することを目指しています。

 体力向上の取り組みに重要なことはたくさんありますが、深日(ふけ)小では二つのことを特に大切にしています。

 一つ目は「けがや事故の防止」です。けがの防止には体の柔軟性を高めることが大切です。体育の授業の前には時間をかけてストレッチを積極的に取り入れています。体の硬い子どもたちは意外に多いのですが、繰り返し行うことで体の使い方を覚え、可動域が広くなり、複雑な動きができるようになります。

 二つ目は「場の設定」です。まずは「おもしろそう!」、「やってみよう!」と動機づけするために場を演出します。そうすることで、子どもたちは自分から積極的に活動してくれるようになります。

 この二つは当たり前のことなのですが、なかなか継続して実践することはできません。なぜなら、指導する教師にそれだけの知識と準備する時間が必要だからです。

 これを週に3回行います。前の授業を時間通りに終わらせ、全員が運動場や体育館に移動し、準備体操して…というように、すべてがスムーズに行えるとは限りません。そのあたりの工夫は次回以降に。このゆびと~まれ。(岡田良平)
(次回掲載は4月6日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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