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【だから元気!】週5筋トレ!リアルにスーパーひとしくん 78歳・草野仁 若々しさのふしぎ発見!

[ 2022年9月2日 15:19 ]

笑顔でポーズを取る草野仁(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 著名人に健康や元気の秘けつを語ってもらう企画「だから元気!」。今回は78歳の今もなお、はつらつとした存在感を放つフリーキャスターで司会者の草野仁さんです。筋力トレーニングの方法や食生活のこだわりなど、誰もが気になる力の源を教えてくれました。(構成・小田切 葉月)

 洋服っていうのはこう、胸がしっかり張っている状態だと一番格好良く見えますよね。なので大胸筋は欠かさずトレーニングしてますよ。父(数学者・萬三郎さん)は102歳と長寿で、物凄く元気なDNAを受け継いだと思います。病気らしい病気はほとんどしたことがなくて健康体ですが、やはり何もしないのはダメだなって思います。筋トレは50歳を過ぎてから、背中やおなか周りの脂肪が気になってきたので始めました。

 週に4~5回は15キロのダンベルを両手に持って腕を回すなどを80回×4~5セット。その他にも腹筋を200回×数セット、有酸素運動でフィットネス用バイクを30分やって1時間くらい。腹筋の方法はいわゆる、スタンダードな“上体起こし”。腹部が刺激されるからなのか、20年間便秘知らず。思わぬ効果ですが、一石二鳥でしたね。

 60代の時には元東京都知事の石原慎太郎さん(享年89)から「人間60も過ぎたら突然、血管がプチッといくこともあるぞ」と言われたことがありますが…70過ぎると筋力を維持することも大変。食生活にも気を付けるようになりました。

 朝は野菜サラダをたっぷり。まず最初に野菜を食べて、血糖値の上昇を緩やかにします。この食べ方は生活習慣病予防や、肥満が気になる方にオススメですよ。特にトマトやレタス、粘り気のある長芋やとろろ昆布などをトッピングしますね。トマトはリコピンが豊富で血液がサラサラになりますし、レタスは低カロリーで低糖質。ネバネバした食材は整腸作用などに効果的ですから。

 タンパク質も大切ですね。肉より魚を好んで食べます。体内でほとんど作られず、食事で摂取しなければいけないDHAとEPA(必須脂肪酸)が含まれていますからね。

 趣味の競馬も“脳の筋トレ”になっています。大学生の時からなので、もう55年。どの健康法よりも、一番長いんじゃないでしょうか?(笑い)。認知症になると日付や曜日感覚がなくなると言いますが、競馬は土日にレースとか1週間の日程が決まっている。あとはパドックで馬を見て馬券を買うのですが、1日12レースあるので、繰り返すと6500歩は歩く。競馬場への往復も含めたら1万歩は普通に歩きますので、脳に刺激を与えています。金銭感覚も認識できますよ。

 78歳になってもまだこうして仕事ができているのは放送人として幸せなこと。“マッスルパワー”で、倒れるまで現役を続けていきたいですね。

 <7月から新たな健康番組MC あすのテーマは「つまずき」>〇…数々の健康番組でMCを務めてきた草野は、新たに7月からスタートしたBS朝日「草野仁の名医が寄りそう!カラダ若返りTV」(土曜後4・00)で進行役を務めている。一般の方から健康にまつわる悩みを募集し、エビデンスを持つ名医が予防・改善法をアドバイス。あす3日放送回は「つまずき」がテーマ。草野は「とても分かりやすく、非常に良質な番組。ちょっとした悩みの改善策が良い形で提示されているので、ぜひ参考にしてみてください」とアピールした。

 ◇草野 仁(くさの・ひとし)1944年(昭19)2月24日生まれ、旧満州(現中国東北部)出身の78歳。長崎県島原市で育ち、67年東大文学部社会学科卒業。同年4月NHK入社。76年モントリオール五輪などのスポーツの実況中継などを担当した。85年に退社し、フリーで活動。TBS「世界ふしぎ発見!」、テレビ東京「主治医が見つかる診療所」の司会などを務める。

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