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【生島ヒロシ オヤジの処方箋】「尿漏れ」…骨盤底筋鍛え最後まで絞り出そう

[ 2019年11月23日 12:00 ]

生島ヒロシ
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 芸能界一、健康に詳しいアナウンサー生島ヒロシ(68)が、シニアに向けて元気に生きる方法を指南する連載「誰も教えてくれなかった“老いるショック”脱出術 オヤジの処方箋」。今回は「尿漏れ」です。ズボンに染みができて恥ずかしい、と外出を控える人も多いです。でも諦めてはいけません。尿を出し切る工夫と、排尿をコントロールする筋肉を鍛える方法があるのです。

 皆さん、こんにちは。生島ヒロシです。急に冷え込んできました。こうなるとトイレが近くなります。用を足しても、何か残尿感。トイレを出たところで、ジワ~ッ。男なら誰でも覚えがありますよね。下着だけならまだいいですが、ズボンにまで染みてきたら大変。せんだみつお(72)は「ホワイトジーンズは怖くてはけない」と話してましたよ。

 くしゃみや重いものを持ち上げたりと腹圧が急激にかかったときに漏れる「腹圧性尿失禁」、神経疾患などで膀胱(ぼうこう)が過敏になり漏れる「切迫性尿失禁」など「漏れ」にもいろいろあります。今日は、前述した男性の「排尿後のジワ~ッ漏れ」に焦点を当てます。女性医療クリニックLUNAグループ理事長で日本泌尿器科学会専門医の関口由紀先生にお話をうかがいました。

 男性は60歳を超えると前立腺肥大症を患う人が増加。60歳以上で6割というデータもあります。関口先生によると、前立腺が肥大し尿道の抵抗が上がる→尿の切れが悪くなる→尿道に残った尿が漏れる、という流れだそうです。「排尿後尿滴下(はいにょうごにょうてきか)」という名前もついています。成人女性の尿道が3~4センチなのに対し、男は15~20センチ。それだけ残りやすいんですね。

 じゃあ絞り出しちゃいましょう。陰のうと肛門の間にある会陰部(えいんぶ)という場所を押して、尿道を刺激。残っている尿を出してしまうのです。関口先生は会陰部押しに加え「ペニスを少ししごいて残りを出すのもいい」と勧めます。

 排尿機能は骨盤底筋という筋肉にコントロールされています。この筋肉が衰えないようにするのも重要。トレーニングは、まずは仰向けかうつ伏せで。慣れてきたら、椅子や机を使って。肛門をキュッと締めて、男は陰のうを上に引き上げるイメージで。私は、爪先立ちになって肛門をキュッと締めてから用を足すように心がけてます。こうすると、尿が全部出切る気がするんです。

 ところで男性の皆さん、オシッコは座ってしてます?排尿機能が衰えた人、高齢者は、座ってゆっくり出した方がいいそうです。でも関口先生は「1日に何回かは立って用を足した方がいい」と言います。立って排尿することは「男らしさの確認行為のひとつだから」ということです。

 あと、こんな面白いお話もありました。「オシッコはゲーム感覚で楽しく」ですって。居酒屋のトイレとかで小用便器に的やハエが描かれていることありませんか?男ってついつい、そこに当てようと放物線を描いてしまいますよね。これがいいんですって。関口先生いわく「男性はマークや目標に向かって“闘争”すると男性ホルモンが出る」。男性ホルモンのテストステロンは筋肉を維持する機能があります。骨盤底筋にとって有効なのです。関口先生は「自慰行為も骨盤底筋の筋力を維持するのにいい」と言います。頑張ってみましょう。

 柔らかい椅子に長時間座っているのも、骨盤底筋にはよくないそうです。できれば硬めの椅子で、2時間に1度は立ち上がって屈伸運動。デスクワークが多い人は注意してください。カフェイン、アルコール、炭酸も尿路にはよくないんですって。嗜好(しこう)品、コーヒーもそうですが1日1~2杯で抑えましょう。

 男性は前立腺肥大の治療も考えた方がいいですね。あと尿漏れがひどいときは、前立腺がんの可能性もあるそうです。早めに専門医を訪ねましょう。

 今回、関口先生が一番強調したのが、尿漏れが気になって外出しなくなること、趣味のスポーツをやめてしまうことがもたらす影響です。動かなければ筋肉量が減り、うつ気味にもなる。排尿以外の病気につながります。私は前立腺肥大症になってからオシッコが近くなったので、車で移動するときは簡易トイレを常備。安心です。骨盤底筋を鍛えて、尿漏れ対策をして、早めにトイレに行って、最後まで絞り出す。尿漏れ用のパッドや下着も充実してきてます。一度試してみるのも手ですね。

 ◆生島 ヒロシ(いくしま・ひろし)1950年(昭25)12月24日生まれ、宮城県出身の68歳。米カリフォルニア州立大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒業後、76年にTBS入社。89年に退社し、生島企画室を設立。TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(月~金曜前5・00)は、98年から続く長寿番組。名物コーナー「教えてドクター!病気が逃げてく健康習慣」に登場する名医たちとの親交から、芸能界きっての健康通。 

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