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【だから元気!】中尾ミエ ぶら下がって体力上がる!75歳、公園で毎朝7時から雲梯

[ 2021年6月25日 05:30 ]

公園の雲梯で懸垂する中尾ミエ
Photo By 提供写真

 著名人に健康や元気の秘けつを語ってもらう企画「だから元気!」。今回は、今年で芸能生活60周年を迎えた歌手で女優の中尾ミエさん(75)です。古希を過ぎてからもミュージカルで空中ブランコに挑むなど、若い男性にも負けない強靱(きょうじん)な肉体の持ち主。その秘密は公園でのルーティンにありました。(構成・飯尾 史彦)

 運動はいろいろとやっている方だけれど、日課は近くの公園で体操をすることね。犬の散歩がてら、決まって毎朝7時から。滑り台の階段に片足を乗せてストレッチしたり、ベンチに寝て開脚したり。それから雲梯(うんてい)にぶら下がるの。これが大事。元気の秘けつと言ってもいいかな。

 振り返ってみると、50歳の時にはぶら下がることすらできなかった。3年ぐらい前に始めて、最初の目標は10秒間ぶら下がることだったけれど、今じゃ懸垂だってできるし、両足を水平に浮かせて回すことだってできる。凄いでしょ!?一番大切なことは毎日続けること。70歳を超えてもこんなに成長できる。犬もうれしいみたいで、毎朝お座りして見守っててくれるわ(笑い)。

 仲間もできた。私みたいになりたいって、近所の同年代のおばちゃん、おじちゃんたちが一緒にやるようになった。「ミエ道場」なんて呼ばれるようになっちゃって(笑い)。1カ月ぐらい前から数人と一緒にやるようになって、今や門下生?は10人ぐらい。子供用の雲梯に順番待ちができるぐらい(笑い)。

 仲間がいるっていいことよね。集まってくるみんなのために毎日欠かさず朝7時に行くから自然と日課になった。応援し合えることもいい。懸垂をしていて限界になっても「あと1回頑張って」と言われると頑張れるのよ。この1回が必ず効果となって表れる。楽をしちゃダメ。限界までやることが大事。1人だと心折れちゃう時があっても、仲間がいると頑張れるんだ。

 みんな、体が日々変わっていくことに喜んでいるし、ご主人を亡くして家にこもっていた人も「こんなに楽しいことがあったんだ」って公園に来ることを楽しみにしてくれている。「血圧が下がった」っていう人もいる。おしゃべりしても楽しいし、こないだは北海道産の高級アスパラをお裾分けしてもらった(笑い)。

 おととしミュージカルの「ピピン」に出演して、空中ブランコのアクロバットをやったのよ。その準備として3年前から鍛え始めたの。そして来年夏に再演が決まったから今、さらに鍛えていて、人生で一番体ができている。

 私の今年の目標、何だと思う?「腹筋を割ること」よ。後期高齢者になったから、これが最後のチャンスかな。公園での運動に加えて、4キロぐらいのランニングとウエートトレーニングもそれぞれ週2回ずつやっている。スポーツジムのコーチは「80歳までは成長できる」って言っているし、腹筋を割ると公言したからには必ず成し遂げてみせますよ!

 《トークで悩み“快決”》中尾の冠番組が7月1日からスタートする。ケーブルテレビ「J:COM」の「快決(かいけつ)中尾ミエ!悩みなんて歌って♪吹き飛ばしちゃいなさい」(木曜後8・00)。中尾が視聴者とリモートでつながり、楽しくトークを繰り広げて悩みを解決していく内容で「世間話とかすると心がスッキリするでしょ。相談というより“明るく解決しましょう”という番組」と語った。アシスタントは手相占いで有名な島田秀平(43)。中尾は毎回番組の最後に歌を披露するといい、その伸びやかな声にも注目だ。

 ◇中尾 ミエ(なかお・みえ)1946年(昭21)6月6日生まれ、福岡県出身の75歳。1961年に渡辺プロダクションと契約。園まり、伊東ゆかりとスパーク3人娘を結成し、日本テレビ「シャボン玉ホリデー」などに出演。16歳でカバーした「可愛いベイビー」が大ヒット。62年から8年連続でNHK紅白歌合戦に出場。TOKYO MX「5時に夢中!」で金曜コメンテーターを担当している。

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