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【だから元気!】「ゲロゲ~ロ」漫才コンビの青空好児 朝の掃除で35年病気知らず、毎朝3時起床

[ 2021年11月5日 05:30 ]

元気の秘けつは「朝の掃除」と語る青空好児(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 著名人に健康や元気の秘けつを語ってもらう企画「だから元気!」。今回は「ゲロゲ~ロ」のギャグで知られるベテラン漫才コンビ「青空球児・好児」の青空好児さん(78)です。年齢を感じさせないツヤツヤな肌にドッシリとした強い足腰。病気知らずという健康の源は早朝のルーティンにありました。

 もう35年ぐらい続けているのが朝の掃除です。必ず午前3時に起きて家の前から始めます。花や植物を育てているプランターや、メダカを飼っているスイレン鉢の周りを特に入念にね。見て、このほうき。買ってからまだ1年もたっていないんだけど、こんなにボロボロ。毛も短く、曲がって硬くなっちゃったんだけど、僕にとっては使いやすくてね(笑い)。

 家の前だけじゃなくて、周辺も掃除しています。やっかいなのは、雨が降った後の落ち葉。ひっついちゃうから手で取るしかない。家の前の道をこうやってきれいにしているうちに、いつの間にか数十メートル先まで掃除しちゃっている時があります(笑い)。掃除をしていると、僕より年上のおばあちゃんが通りすがりに話しかけてくれることもあって楽しいですよ。

 外の掃除が終わると、次は家の中。なんで掃除ばかりしているかって?「汚い」と言われるのが嫌だからです。身の回りはいつも、たとえ海外に行った時でも掃除をしてきれいにしています。

 掃除は体を動かすから健康にいいんでしょうね。昨年、転んでケガをしちゃった時に大学病院でついでに全身を調べてもらったんだけど「何も(異常は)ない」って。「健康そのもの」って言われました。

 掃除もそうだけど、早寝早起きをしていることも健康の秘けつになっているんじゃないかな。いつも午後8時に寝て、午前3時に起きる。外で酒を飲んで寝るのが遅くなる時もあるけど、起きる時間は同じ。目覚まし(時計)はいらない。芸能界に入って誰かに起こしてもらったことは一度もないですね。

 家計を支えるために小学5年の時から6年間、新聞配達をやっていたので、それで朝に強くなりました。太陽が沈んだら寝て、太陽が昇り始める前に起きる。太陽の出入りに合わせた生活は体にいいんだと思っています。

 掃除の後はリビングで腰や首を回して軽く運動。上に乗ると全身がぶるぶる揺れるマシン(エクササイズ用の振動マシン)も使い始めました。ぶら下がり健康器の下にマシンを置いて、ぶら下がりながら10分間ぶるぶるする。これが気持ちいいんですよ。お尻の筋肉も上がってきました。

 その後は頭を洗ってご飯を食べてお茶を飲んで、午前7時20分からは通学路の大通りで立ち番。黄色い旗を持って、幼稚園児や保育園児、小、中学生たちに大きな声で「おはよう。いってらっしゃい」って声を掛けています。小学校の統廃合によってバス通学を始める子がいたので、バスを降りた時に事故があっちゃいけないと思って有志で始めて4年がたった。始めた当時に比べて、みんな格段によくあいさつができるようになった。こうやって子供たちと接していることも元気につながっているのかもしれないね。

 おかげさまで80歳近くになっても、薬も飲まずに健康体でいられています。内海桂子師匠(享年97)のような大往生はできないと思うけど、健康寿命を長くピンピンコロリといきたいものだね。

 ◇青空 好児(あおぞら・こうじ)本名谷田部政視(やたべ・まさのり)。1943年(昭18)10月2日生まれ、東京都出身の78歳。「ゲロゲ~ロ」のギャグで知られる青空球児(80)と1965年にコンビを結成し、ツッコミを担当。73年にNHK新人漫才コンクールで優勝。03年に世田谷区議会議員選挙に立候補し初当選、現在5期目を務めている。

 《12・1浅草東洋館で「ザ・東京漫才」》青空球児・好児は現役最古参の漫才コンビとして現在も東京・浅草東洋館を中心に活躍中だ。12月1日には同所で開催される高田文夫(73)の漫才協会外部理事就任企画「ザ・東京漫才~漫才師の漫才史~」に後輩のナイツらとともに出演する。好児は「打ち合わせとかは一切しません。高田さんは昔からよく知っているので呼吸はバッチリ合う」と、本番が楽しみな様子だ。

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