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【だから元気!】五木ひろしはたそがれない 30年欠かさず毎朝体重測定、73歳美声そのまま

[ 2021年5月28日 05:30 ]

体重計を手に笑顔を見せる五木ひろし(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 著名人に健康や元気の秘けつを語ってもらう企画「だから元気!」。今回は演歌の大御所・五木ひろしさん(73)です。現在の芸名になって今年丸50年を迎えても美声は往年のまま。マネのできない歌声を支えるのは、誰にでもできる生活習慣。約30年、毎日続けている朝の体重測定でした。(構成・桑原 淳)

 1971年に「よこはま・たそがれ」で“五木ひろし”として歩みだして50年。この長い歌手活動の基礎になっているのは「たそがれ」ならぬ「早朝」のルーティンです。

 89年に結婚し、そのあたりから約30年続いているのですが、朝起きたら20~30分、半身浴をして体を温める。そのあと愛用の体重計に乗る。この習慣を、欠かさず続けています。

 結婚直前は舞台公演中で痩せていて61・5キロでした。しかし結婚後、大きな失敗をします。3週間の休みを取って海外旅行に。朝からヘビーなものを食べたりしていたら、帰国後に66キロに増えちゃった。鏡で顔を見ても丸いのが分かる。ひと月ほどかけて落としましたけど、あの時は「マズいな」と思った。それから毎日、体重を量るようになりました。

 何かの本で、センチ単位の身長から110を引いた数字がベスト体重というのを読んで覚えていた。僕は171センチだけど、61キロはきついと思い、自分の上限を64キロに設定。だいたい62~63キロ台を保つようにしました。毎日量ってから64キロを超えたことは人生で一度もないです。

 やるなら絶対、毎日やるべき。たとえば前の日に食べすぎて0・5キロ増えたとしましょう。そのくらいなら、ちょっと頑張れば抑えられる。でも1カ月放置して3キロ増えた、というと減らすのは大変。毎日量れば、体重の維持は簡単になります。

 面白いもので、毎日量っていると、体重計に乗らなくても自分の体重が分かるようになるんですよ。最近は、小数点以下の数字までほぼピタリ。この域に達するには、最低3~4年は続けないとね。

 体重が安定すると、体調も維持できる。お付き合いで、やむを得ずいっぱい食べなければいけない時もありますが、そういう時は1日のトータルを減らすとか、2~3日後の献立を考えるとか、食生活を熟考する習慣もつくようになります。

 歌手は声が資本。体が変わると声の調子も変わっちゃう。歌手というのは必ず、その日に歌う1曲目の状態が一番よくないといけない。そのために最も正しいやり方は、睡眠や食事を含めた、規則正しい生活なんです。

 年を取っていくのはやむを得ない。できないことも増えていく中で、毎日の体重測定は誰でも簡単にできる。僕もこの習慣だけで、血圧や血液成分の異常もありません。皆さんも「年だからしょうがない」と諦めないで。僕は今も子供に「年なのに、若いねぇ」って言われますよ!

 ◆五木 ひろし(いつき・ひろし)本名松山数夫=まつやま・かずお。1948年(昭23)3月14日生まれ、福井県出身の73歳。64年に「コロムビア全国歌謡コンクール」で優勝しデビュー。改名を重ね、71年に五木ひろし名義で初めて発表した「よこはま・たそがれ」がヒット。代表曲に「長良川艶歌」「そして…めぐり逢い」など。20年のNHK紅白歌合戦に50年連続出場。日本レコード大賞を2回受賞。

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