宝塚・凪七瑠海　「おおきに！皆さまに愛をお届けするで～」関西弁で沸かせる　主演全国ツアー、大阪で開幕

大阪・梅田芸術劇場で全国ツアー「バレンシアの熱い花/パッション・ダムール・アゲイン！」をスタートさせた（左から）凪七瑠海、舞空瞳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　宝塚歌劇団の専科・凪七瑠海（なぎな・るうみ）主演の全国ツアー「バレンシアの熱い花/パッション・ダムール・アゲイン！」が26日、大阪・梅田芸術劇場でスタートした。

　「バレンシア…」は1976年（昭51）、榛名由梨主演の月組で初演され、その後も再演を重ねた故・柴田侑宏氏作の名作。19世紀のスペインを舞台に、殺された父の復讐（ふくしゅう）を果たす青年の強さと複雑な愛を描き、星組トップ娘役・舞空瞳（まいそら・ひとみ）を相手役に、安定した演技力と品格が光った。

　カーテンコールで大きな羽根飾りを背負った凪七は「（宙組の）下級生時代に出させて頂いた作品です。柴田先生の声が聞こえてきそうで胸にグッときました」などとあいさつ。全国ツアー恒例の「ご当地出身者」披露で大阪出身の若手を紹介した後、東京出身の凪七も「おおきに！私も人生の半分は関西におりますので、関西人のつもりでおります。初日、開いたで～。皆さまに愛をお届けするで～」などと関西弁であいさつし客席を沸かせた。ツアーは4月11日まで。