堺正章 父は昭和を代表する喜劇俳優・堺駿二さん「人にやらせる粋さ、これを父親に教わった」

[ 2023年3月26日 11:40 ]

タレントの堺正章
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 タレントの堺正章(76)が26日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。父で昭和を代表する喜劇俳優だった堺駿二さん(1968年死去、享年54)について語った。

 この日は俳優の岸部一徳、西田敏行とトークを展開。西田は幼いころ、父に連れられ映画館に行った際に駿二さんが出演する時代劇を見ていたとし、「チャップリンとバスター・キートンが合わさったようなお芝居をされていたんですねえ。今思うと」と回顧した。

 堺は「東京の人だったんで、あまり出っ張れない人で。がむしゃらにいかないタイプの芸風なんですよね。僕ももっと出て行けばいいのになんて思った時期がありましたけど、今考えてみると、あっ、粋だなっていう。人にやらせるっていう粋さ、これをなんか父親に教わったような」としみじみと話した。

 駿二さんは京都の東映の撮影所によく行っていたため「僕は東京ですから父親に全然会わない。だから半年にいっぺんくらい、夏休みは夜行列車に一人で乗せられて、ここ(胸元)に“京都で降ろしてください”って看板ぶら下げて、で“京都ですよ”って言われて、“あっ、ここなんだ”って降りて、父親に会って、何日間か一緒に過ごしたって言うのを覚えてますよ」と振り返った。「切ない。あの頃距離があった。何時間もかけて行くところだった。それが今すっと行けるようになった」とも語った。

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2023年3月26日のニュース