加藤浩次 「スッキリ」で謝罪 ペンギン池に落下 「春日君に対してもフリという形で追い込んでしまった」

[ 2023年3月27日 08:17 ]

極楽とんぼの加藤浩次
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 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(53)が27日、MCを務める日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)に生出演。24日放送の「スッキリ」で、動物テーマパーク「那須どうぶつ王国」(栃木県)からの生中継でお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(44)がペンギンのいる池に故意に落ちた問題を受け、謝罪した。

 冒頭、森圭介アナウンサーが経緯説明。「まず番組冒頭でお詫びです。金曜日、那須どうぶつ王国からの中継でペンギンのいる池に出演者が入る場面がありました。動物がいない池に入る可能性については打ち合わせをしていましたが、本番では動物への安全性、衛生面への配慮が不足した危険な放送となりました。その責任は番組にあります」とし、岩田絵里奈アナウンサーが「改めて那須どうぶつ王国及び視聴者の皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 加藤は「僕からも一言言わせていただきます。今回の件については経緯をまず説明したいと思います。番組スタッフと那須どうぶつ王国の方と事前の打ち合わせにした際、池に落ちていいんですか?と、こういうロケだからこういうことはあります、ということは説明していた。那須どうぶつ王国の方から動物に危害が加わらなければ、池に落ちても大丈夫ですよという旨のことは聞いていたと。動物が池に入っていない状態だったらいいですよ、というニュアンスですよね。そこでスタッフも那須どうぶつ王国の方たちも納得して番組にいった」と説明。

 しかし、「当日の打ち合わせで僕自身、しっかりスタッフと打ち合わせすることを怠ってしまっていた。そこに対しては本当に反省しなきゃいけない部分だと思っています。スタッフとしっかり話をしていれば、僕はもうちょっとできたかなと思うんだけど、僕自身も池に落ちていいんだという部分だけで進んでしまった。実際に春日君に対してもフリという形で追い込んでしまったというか、春日君が落ちなきゃいけないという状況に追い込んでしまった部分もあると思います。そこは反省しないといけない部分だと思います。実際、そこに動物がいたということで…那須どうぶつ王国の方たちは取材に対して、快くOKしてくれた気持ちをくめず、不快な思いをさせてしまったし、関係者の方たちにも迷惑がかかっていると思います。動物に危害が加わらなければ入ってもいいですよと言われていたのに、危ない形になってしまった。視聴者の皆さんが見ていて、危ない、不快に思われたということが実際にあったと思います。そこに関しても、僕は謝罪しなければならないし、番組のMCとして配慮が全く足りなかったと思います。番組をご覧になった皆さん、不快に思われた皆さん、本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 続けて岩田アナは「今後はしっかりと動物の衛生面、安全面に配慮し、放送を続けてまいります。本当に申し訳ございませんでした」と改めて詫びた。

 日本テレビは24日に番組の公式サイトで謝罪。「本日3月24日(金)、那須どうぶつ王国からの中継で、出演者が園内の池に入る場面がありました。動物がいない池に入る可能性があることは事前に打合せしておりましたが、本番ではペンギンのいる池に入ってしまう放送となりました。動物への安全配慮が不足しておりました。改めて那須どうぶつ王国および視聴者の皆様にお詫び申し上げます」と説明し、那須どうぶつ王国と視聴者に謝罪。「今後は、より一層動物の安全に配慮し、番組制作をしてまいります」とした。

 問題となっているのは、春日が「スッキリ」生中継で同動物園を訪れ、ペンギンの世話にチャレンジするシーン。エサやりを行ったが、池に体ごと落ちるというシーンが何度も放送された。スタジオで中継を見ていたMCの加藤浩次が何度も「足元気をつけろよ」と話し、春日が池に落ちると、スタジオで笑いも起きた。池の中にはペンギンが数匹泳いでいた。

 番組終盤には再び中継で、春日と同局アナウンサーが地面にうつぶせになって額もつけて謝罪するシーンもあった。「ペンギンちゃんはみんな大丈夫なんだよね」と加藤が聞くと「大丈夫です。確認させていただいております」とアナウンサーが応える場面もあった。

 「那須どうぶつ王国」はこの日、公式ツイッターで、「本日のテレビ生中継について」と題する文書の中で、同園は「ペンギンビレッジからの中継について事前打ち合わせには無かった状況で、タレントの方が、ペンギンのいる池に入るシーンが放送されました。当園としては誠に遺憾であり、テレビ局側に厳重に抗議いたしました」と発表。「今後は取材ロケの受け入れについては報道側に動物の尊厳を傷つける様な行為が無いように厳しく対応してまいります」と立場を示した。続けて「不快な思いを抱かせてしまったことに深くお詫び申し上げます」と謝罪し「何よりも飼育スタッフ、関わった広報スタッフも心苦しく思っております」と明かした。

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2023年3月26日のニュース