NHK「のど自慢」鐘奏者が番組卒業 司会・小田切アナとW卒業にネット涙 トレンド入り「寂しい」

[ 2023年3月26日 14:07 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHKの視聴者参加型の長寿音楽番組「NHKのど自慢」(総合テレビ・ラジオ第1、日曜後0・15~1・00)が26日、放送され、2002年から20年、鐘の演奏を担当した秋山気清(きせい)さんの卒業が発表された。

 放送終盤、司会の小田切千アナウンサーが「大切なお知らせがございます。2002年から20年にわたりまして、のど自慢の鐘の演奏を担当していただきました秋山気清さん、今回で番組をご卒業になります」と切り出した。鐘の裏から姿を見せた秋山さんに、小田切アナが「番組を支えていただきました!本当にありがとうございました!どうぞ秋山さんに大きな拍手をお願い致します!」と感謝すると場内から大きな拍手が。秋山さんは泣くしぐさをしながらも、笑顔で頭を下げた。

 「のど自慢」の鐘は、番組のオープニングや合格、不合格を示す役割を果たし、その絶妙なタイミングなどが視聴者からも注目を集めた。

 2013年4月から10年間司会を務めた小田切アナの卒業に続き、秋山さんの卒業が発表され、ネット上では「長い間お疲れ様でした」「ショックの方がとてつもなくでかい」「泣ける」「千ちゃんと秋山さんの卒業が悲しい」「大好きなお2人が毎週見られなくなるの寂しいです…」「秋山気清さんの鐘は絶対的な信頼があった!!寂しい」などと惜しむ投稿が寄せられた。

 この日が最終出演となった小田切アナも結果発表の前に挨拶。「それではここでもう一つご報告がございます。今回をもちまして私も、番組の司会を退くことになります。10年務めさせていただきました。大きな災害もありました、コロナ禍もありました。のど自慢が開催できない日々が続きました。それでも皆さんこうやって戻ってきてくださいました。この番組は皆さんの番組です。皆さんが歌いたい、そして歌って誰かに思いを届けたいという気持ちさえあれば、このステージは続いていきます。ぜひ新しい司会者、廣瀬アナウンサー、二宮アナウンサーと一緒に新しいのど自慢を作っていってください。私はリビングで楽しみにしております!本当に10年間、お世話になりました。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。

 司会者は4月から2人体制となる。従来は男性アナウンサー1人だったが、新年度からは廣瀬智美アナウンサーと二宮直輝アナウンサーが交代で司会を務める。

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2023年3月26日のニュース