岸部一徳 俳優に転身した自身を成功に導いてくれた大女優とは「これだったらいいんじゃないのと」

[ 2023年3月26日 16:30 ]

岸部一徳
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 俳優の岸部一徳(76)が26日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。ミュージシャンから俳優に転身した当時を振り返った。

 この日はタレントの堺正章、俳優の西田敏行とトークを展開。岸部の愛称はサリーでかつては「ザ・タイガース」「PYG」「井上堯之バンド」でベーシストを務めていた。堺が「サリーのね、タイガースやめてね、PYG行って、井上バンドに入って。なんでやめちゃったの」と尋ねると、岸部は「井上堯之さんがやってるバンドで。井上堯之さんは真面目な人だから。ベースがいまいちだっていうことでちょっと横(外)の方になって」と説明。堺が「じゃあ事実上のクビみたいな」と続けると、岸部は「うん。まあどっちかって言うとね」と認めた。

 「まあまあそれでもうやめようか」と岸部。堺がその後の岸部には空白の期間があったと指摘すると、岸部は「空白はまあ仕事がない空白ですよね」。何をしていたのかと聞かれると、「TBSの久世(光彦)さんって演出家の人がいて、その人のドラマに音楽まだやってる時にちょっと出たりしてたんで、もうやめるんですと僕は(と言ったら)、そしたら俳優の方をやればいいじゃないかって言われて」と振り返った。

 さらに「で(樹木)希林さんがその頃よくドラマ出てたんで、希林さんの事務所に入れてもらえばって言って」と面接を受けて大女優・樹木希林さん(18年死去)の事務所に入ったという。その後は「希林さんがこれだったらやったらいいんじゃない、っていうのをやりながら、それでもう大丈夫だって言って希林さんの事務所を解散して。それぞれがやるようになったと」と回顧した。

 堺が「あなたは見事な復活を遂げましたよね」と感心すると、岸部は「考えてみれば、希林さんのおかげもありますね。やっぱりね」としみじみと話した。

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2023年3月26日のニュース