城好きロンブー田村淳　福山城名誉城代に「全国のお城ファンに魅力を伝えていきたい」

「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳（左）が、福山市・枝広直幹市長から「田村備後守淳」として福山城名誉城代に就任
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　お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳（49）は22日、広島県福山市・枝広直幹市長（67）から「福山城名誉城代」に委嘱され、「全国のお城ファンに福山城の魅力を伝えていきたい。（NHK）大河にも出たい」と語った。

　小学生の時に訪れた熊本城に感動して城郭マニアとして知られるようになった淳。その縁で昨年8月に福山城の築城400年記念イベントに登場。舞台上で枝広市長と約束し、「田村備後守（びんごのかみ）淳」として名誉城代に就任した。

　1622年に築城した初代城主・水野勝成の鎧、兜のレプリカを身につけて登場。「お城ってのは白か黒かですが、福山城は2色ある。北側は黒い鉄板で鉄砲の弾を防ぐようになってる。白と黒のコントラストを楽しめるのは福山城だけ。伏見城から持ってきた伏見櫓も価値がある」と詳しく解説。枝広市長から「全部お任せします。何をやってもらっても構いません」と全権委任され、「お城に図書館とかを造ろうと行政が舵を切ったら、刀を抜いて止めたい」と城好きとして歴史的価値の保存を訴えた。

　06年に放送されたNHK大河「功名が辻」では、山内一豊の同僚である中村一氏役で出演した淳。「もう1回大河に出たい」と熱望。当時は3カ月間も乗馬の練習をしたが、「馬に乗るシーンがなかった」そうで、「水野勝成公の役をゲットして馬で駆け回りたい乗馬？大丈夫です」と語った。